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3.27.2019

2019年現在のスガイワールドの状況

1.企業ストーリー(企業概要)
SUGAI WORLD(スガイワールド)は、2011年に東京でスタートした、遊び心溢れる商品を企画、製造するメーカーです。ひげのカタチをした愉快な付箋「ひげ付箋」ひとつから事業がスタートしました。オリジナル商品はすべて自社で企画デザインし、日本の町工場の協力を得ながら、できるだけ環境に配慮した素材で製造しています。

2.起業ストーリー(起業するきっかけ)
デザイナーの須貝悠は、会社員時代、ストレス解消目的で、満員電車の中で、生活が快適で幸せになるためのアイデアをノートに書き留めていました。(今ではそのアイデアノートは20冊あります。)はじめは、それを人に見せるだけを楽しんでいました。すると色んな人から「そのアイデア面白いから作ってみたら。」と言われました。そこで、2011年、初の自社商品「ひげ付箋」を作りました。4,000個の在庫に唖然としましたが、過去に培った営業力とちょっとしたひげブームのおかげで半年も経たず、完売しました。
その利益をもとに徐々に新商品を増やしていき、2013年、東京ギフトショーに初出展しました。

3.大ヒット商品「クリップファミリー」が誕生したきっかけ
2014年、紙専門加工会社からファイバー紙を活かした商品開発の共同研究依頼があり、約1年かけて、商品開発を行いました。ファイバー紙は、木よりも硬いため加工が難しく、最適な厚みと形を割り出すのに苦労しました。
2015年、水に5分入れると曲げて遊ぶことができる紙クリップ「クリップファミリー」が完成。大ヒット商品となり、その頃から海外からの引合いも増えていきました。

4.本格的な海外展開のきっかけ
2016年、アメリカの展示会NYNOWを視察したことをきっかけに、本格的に海外販路開拓に取り組み、2017年、米国最大規模の展示会NYNOWに初出展。展示会期間中だけで40件のオーダーが入り大成功を収めました。
現在世界15カ国以上のミュージアムショップ、ギフトショップ、書店などで取り扱われています。
2018年には、文房具屋さん大賞クリップ賞第一位を受賞しました。

5.スガイワールド商品の顧客層、目的
オフィスではたらく女性が中心です。可愛いくて、ユニークなものが好きな方や、人にプレゼントして喜んでもらいたい方、会社や日々の暮らしの中で、癒しになるような文具を求める方へ。
日本で働く人たちは、小さなスペースで忙しく働いています。私たちの製品でより幸せで快適なオフィスワークをして頂きたいと考えています。そして、それが世界中の人に広まることを望んでいます。

6.自社商品の強み、特長
素材は日本製であり、さらに環境に配慮した素材であること、日本の高い技術によって作られていること、商品パッケージが和英併記であること、デザインやその使い方に新規性があることが世界的評価につながっています。

7.今後の社としての販路開拓の取り組み・展望
少しづつ国内外の取引先を増やし、一度きりにならず長く続く関係を築いていきたいと考えています。
現在、特にアメリカ、アジアの取引先が増えているので、今後は、さらにヨーロッパの取引先が増えるよう、パリの展示会出展も検討しています。

8.スガイワールドの夢、ビジョン
私たちの製品を通じて世界中の人々と交流することです。それが世界平和の一助になると信じています。


■ 本件に関するお問合せ先
株式会社スガイワールド (担当:須貝)
Tel / Fax:03-5716-1963(平日 9:00〜18:00)
e –mail  :yu@sugai-world.com

7.11.2018

社名の由来について

「SUGAI WORLDって、スガイの世界ってことですよね?」と時々言われます。
確かに日本語で〇〇ワールドというと、〇〇さんの世界という意味になると思います。

自分の世界観がありすぎて「ワールド」と呼ばれていたこともあります。今でもときどき呼ばれます。

でも「SUGAI WORLD」は、実は、「スガイの世界」という意味で使っているわけではありません。

「SUGAI WORLD」の「SUGAI」と「WORLD」の間に意味があります。
SUGAI from the WORLD
SUGAI to the WORLD
SUGAI with the WORLD

バックミンスター・フラーさんが提唱した宇宙船地球号の考えに影響されています。
人類は、地球という一つの宇宙船に乗っている。
人類は、宇宙船地球号の乗組員の1人である。

宇宙船地球号の乗組員の1人のスガイという意味です。
そんなわけで、SUGAI WORLDとなりました。




12.01.2017

海外の人によく聞かれること

Q.1 What is the SUGAI WORLD ?
We are tokyo based happy design gift maker.
We plan and design all of our products, and ask japanese factories to make them.
We are committed to creating unique and playful products, mainly stationery. And we are trying to make them from eco-friendly material as much as possible.

Q.1 スガイワールドとは
SUGAI WORLD(スガイワールド)は、2011年に東京でスタートした、遊び心溢れるデザインギフトを企画、製造するメーカーです。ひげのカタチをした愉快な付箋「ひげ付箋」ひとつから事業がスタートしました。私たちの夢はこの世界を“夢と想像力”でいっぱいにすることです。オリジナル商品はすべて自社で企画開発し、日本の町工場の協力を得ながら、できるだけ環境に配慮した素材で製造しています。スガイワールドの想像力豊かな商品は今では、日本全国をはじめ、アメリカ、イギリス、フランス、香港、シンガポールなどのセレクトショップなどでも扱われており、世界中から注目されています。


Q.2 How did it start the SUGAI WORLD, Inc.?
When our founder, Yu SUGAI, was working for an another company, he started writing down his ideas about things that can change the life more comfortable and happier. (There are more than 20 idea-notebooks now.)That was a way to reduce his stress in a packed train of everyday.
At first, He was just enjoying sharing his ideas with his friends. But someday, one of them said to him, “Your ideas are so fun! Why don’t you make them?” , and he said “Why not !? Let’s do that!! “.
In 2011, he made the first product “Mustache-it”, a mustache shaped sticky note.
For the first 2 years, he was selling only the one. “Mustache-it” became a quite big hit riding the mustache-boom which came in those days. (That was a beginner’s luck!)
Then he made second product and third. In 2013, He made his first devut at Tokyo Gift Show.
Q.2 スガイワールドは、どのようにはじまったのか
デザイナーの須貝悠は、会社員時代、ストレス解消目的で、満員電車の中で、生活が快適で幸せになるためのアイデアをノートに書き留めていました。(今ではそのアイデアノートは19冊あります。)
はじめは、それを人に見せるだけを楽しんでいました。すると色んな人から「そのアイデア面白いから作ってみたら。」と言われました。
そこで、2011年、初の自社商品「ひげ付箋」を作りました。4,000個の在庫に唖然としましたが、過去に培った営業力とちょっとしたひげブームのおかげで半年も立たず、完売しました。
その利益をもとに徐々に新商品を増やしていき、2013年、東京ギフトショーに初出展しました。


Q.3 What is the purpose of the SUGAI WORLD products?
People in japan works very hard in a small space. So we want to make them to be able to work happier with our products. And also, we hope the same thing about people all of the world. Our mission is “give imagination and dream to the world ”.
Q.3 スガイワールド商品の目的は
日本で働く人たちは、小さなスペースで忙しく働いています。私たちの製品でより幸せで快適なオフィスワークをして頂きたいと考えています。そして、それが世界中の人に広まることを望んでいます。「世界にもっと夢と想像力を!」。


Q.4 What is the dream of the SUGAI WORLD?
To communicate with people all over the world through our products. And we believe that will be a part of the world peace.
Q.4 スガイワールドの夢は
私たちの製品を通じて世界中の人々と交流することです。それが世界平和の一助になると信じています。


3.09.2016

スガイワールドの行動規範

行動規範とは、仕事にどう取り組むか、ということです。
どのように仕事に取り組みたいか、どうありたいか。

行動を起こす
行動を起こす上で、算盤(数字上の計画)はとても重要です。でも、やる前から色々考えすぎて行動に移さないのでは意味がありません。ジャック・マー孫正義さんは、「一流の計画と三流の実行力」か「三流の計画と一流の実行力」の二択だとしたら、「三流の計画と一流の実行力」の方が重要だと言っていました。きっとそうなんだと思います。実行力のある人は、魅力的です。

楽観的でポジティブ
ネガティブな感情はネガティブを増幅し、ポジティブな感情はポジティブを増幅します。
明るい未来を願うのなら、これ以上ネガティブな空気を増やしたくはありません。

多くを話さず、人の話をよく聞く
年を経ると自分の話ばかり長くなり、人の話を聞こうとしなくなってしまいます。でも本当に大切なことは、人の話をよく聞き、それに対しての答えを単刀直入に伝えることだと思っています。

老若男女問わず、色々な人から学ぼうとする
年を取ると自分より若い人に対して「自分の方が経験が豊富なんだから自分は間違いない。」と思いがちです。でも若い人が言っていることの方が正しいことも多々あります。その事実を認めることができなければ、自分が成長することはできず、創造性が求められるこれからの世界を生き抜くことは難しくなってしまいます。
若者の話を素直に聞くことができる人は、創造性が求められるこれからの世界を生き抜いていくような明るい未来を感じます。逆に話をあまり聞かない人は、なかなかこれからの世界を生き抜いていけるような未来は感じません。

いちいち騒がない
これは、自分が今一番欠けている部分だと思います。何かトラブルが起きたり、上手くいかなかったりすると、すぐに心が穏やかでなくなり、落ち着かなくなります。でも、気持ちが穏やかでないと正しい判断ができなくなります。何かおこってもまずは、自分に「いちいち騒ぐな」と言い聞かせます。そして起きたトラブルや問題をどう解決したいか、冷静に考えることが大切だと思っています。


2.15.2016

コンサルタント、アドバイザー契約について

企業の方にコンサルタント、アドバイザーを行っています。

「商品企画力が弱いので、相談にのってほしい」「商品を作ったことがないので、アドバイスがほしい」など、最近、有難いことに様々な相談を頂きます。

スガイワールドでは、商品の事業計画を含め、ブランド立案、マーケティング立案、商品のデザイン、商品の販売方法、PRの方法などのアドバイスを行っています。

商品において、デザインというものは、ほんの一部分です。商品をお客様に届けるまでにはたくさんのプロセスがあります。



この図の中にあるように、デザインはあくまで商品の一部分にすぎません。企業の方からときどき、「デザイナーに商品のデザインをお願いしたんだけどなかなか売れない。」とご相談を頂きます。その理由は、デザイナーはあくまで商品をデザインすることが専門で、流通や広報など、商品を取り巻くすべてのことの専門ではないからです。全てをデザイナー任せにしてしまうのではなく、事業者が明確な目標を掲げ、情熱と主体性を持って取り組んでいくことはとても大切です。

スガイワールドでは、多くの方のご要望にお応えし、今まで培ったノウハウを活かし、商品のデザインに留まらず、商品の事業計画やブランド立案、マーケティング立案、商品のデザイン、製造のコーディネート、商品の販売方法、PRの方法など、総合的な支援を行っています。


1)コンサルタント、アドバイザーの進行について
特に決まった具体的なレジュメのようなものはありません。

まずはじめに、企業様の課題をヒアリングさせて頂き、適宜その事業に会わせたアドバイスをさせて頂きます。よい点、課題点等を割り出し、目標を策定し、進めていきます。

2)過去の事例について
企業様によってかなり違いますが、
・商品企画力が弱いので、相談にのってほしい →商品企画のアドバイス
・商品を作ったことがないので、アドバイスがほしい →マーケティングの立案
・企業のブランディングについてアドバイスがほしい →ブランディングの立案
・集客力や認知度を高めたいので、アドバイスがほしい →PR戦略の立案
・展示会に出たことがないので相談したい →展示会等のトータルディレクションなど、多岐にわたります。

「困っているので、一度相談したい」という方がいらっしゃいましたら、
お話を伺い、ご要望に応じた内容、スケジュール等を作成いたします。
ご相談は→こちらから

1.28.2016

将来的にどうしていきたいですか?

「将来的にどうしていきたいですか?」と時々聞かれます。

会社の規模は、支持率に比例すると思っています。支持率が低ければ、衰退していくし、支持率が高くなっていけば、大きくなっていく。それだけのことだと思っています。スガイワールドを将来的にどうしたいか考えているのですが、それができるか、できないかは皆さんの支持を頂けるかどうかだと思っています。

もし、スガイワールドの事業を引き継ぎたいと思ってくれた人がいて、その方が鈴木さんなら、スズキワールドをやって頂いてもよいと思いますし、佐藤さんなら、サトウワールドをやって頂いてもよいと思います。


話は変わりますが、近年、格差社会の問題が取りざたされています。「格差社会の衝撃」という本には、社会を健康にするには、“自由・平等・博愛(すべての人を等しく愛すること)”が重要だと書いてありました。言論や行動、学問の自由があり、何かを持っている人は、持っていない人へ提供したり、宗教や人種、価値観の垣根を越えてお互いを尊重したり。そもそも性別や人種、宗教や価値観は、白や黒やグレーではなく、虹色のように無限の色があるのだと最近知りました。

人は卑下されたり、バカにされたりすると腹が立ち、暴力や武力衝突を起こすそうです。詰め込み教育に適応できない学生がバカ扱いされ学級崩壊を起こしたり、自分たちの宗教を尊重されず、腹が立ち武力衝突を起こしたり。


ぼくは、田舎で育ちましたが、なかなか教育の質がよいとは言えないような田舎で、幸運にも親から惜しみない教育の機会を与えてもらいました。それでなんとか今こうして自営で会社をすることができていると思っています。

しかし、自営で会社をやりたいと思っても、なかなか簡単なことではありません。ぼくは、幸運にも、先輩や、志の同じような方との出会いに恵まれました。しかし、そういった機会になかなか恵まれず、どうしたらよいか分からず、1人で苦労されている方もいらっしゃるかと思います。そこで、将来的には、志のある方に対して少しでも協力できるようになりたい考えています。

今までの教育現場は、40人の生徒に対して1人の先生というあまりにも効率重視で理想的とは言えない体制でした。

優れた教育とは、1人の子どもや人に対して、多くの大人や先生が見てあげることができることだと思っています。

その子の特長を自分と他人が共に発見し、それを最大限伸ばせるように努力すること。

今までは難しかったことも、少子化や技術の進歩により、1人の子どもや人に対して、多くの大人や先生が見てあげれるような可能性が出てきたと思っています。


参考資料:「才能を引き出すエレメントの法則」「才能を磨く

9.12.2015

スガイワールド立ち上げまでの経緯

なぜスガイワールドを立ち上げたのか。ときどき聞かれるのですが、上手く話せないので、ここにまとめておこうと思います。

学生の頃から自分で事業を立ち上げようとは全く思っていませんでした。大学を卒業した後、映像なら頭で想像することが色々と表現できるのではないかと思い、1年半池袋のジュンク堂書店でアルバイトをしながら映像制作会社へ就職活動をしました。しかし、書類選考で100社以上不採用、50社以上面接不採用の惨敗です。ちょっとウツでした。そんな精神状態でも何とか生きていたのは、山形生まれ山形育ちで健康に育ったからだと思っています。

1年半かかってやっと入社できた映像制作会社はとても大変でした。入社したその日に、撮影スタッフとして現場に入り、その日から家に帰れない日々が始まりました。
数年続けましたが、忙しいため睡眠を取らないで車の運転をし、冗談ではなく、本気で死にそうになったので、辞めました。

どうしようかなと思っていた頃、友人のお父さんが営むデザイン会社にお誘い頂き、有難く再就職することができました。
就職活動では何十社と不採用になり、やっと就職した映像制作会社では死にそうになったりと、何をやってもうまくいかず、人気も需要もない自分を快く受け入れてくれた会社のためならできる限りのことをしようと思いました。

そこで展示会で飛び込み営業を何千社としました。有難く仕事をたくさん頂くことができました。でもさすがにちょっと疲れてしまいました。

気分転換に、ビジネスとはかけ離れた変な企画を趣味で書き留めはじめました。その変な企画を、会う人みんなに見てもらったところ意外に評判がよく、「商品にしてみたら?、やってみたら?」と言って頂くようになりました。でも自分で“商品”というものをまったく作ったことがなかったので、メーカーならその企画が実現できるのではないかと考えました。それが2011年、31歳の頃です。

とあるメーカーで3年、商品の作り方、流通について、会計についてなど学びました。3年間色んな企画を考えては提案しましたが、1つも採用されませんでした、笑。
そこで、企画の中で人気だった「ひげ付箋」を自分で商品化しようと考えました。会社から特別に許可を頂き、働きながら「ひげ付箋」だけを売り続けました。すぐに独立しなかったのは、独立したからといってすぐに商品がお店に取り扱って頂けるわけではありませんし、「ひげ付箋」の売上げだけではとても生活はできなかったからです。
夜7時すぎに家に帰ってご飯を食べて、夜9時から12時すぎまで必死にスガイワールドの事業に取り組みました。もし必死に努力することができなければ、独立したとしても上手くはいかないと、どの独立開業の本にも書いていたので、それを真に受けてがんばりました。

「ひげ付箋」の製造の初期投資は50万かかりました。大金です。かなり勝負に出ました。売れなければ大事な大事な貯金の50万円をドブに捨てるようなものです。納品された4,000個の「ひげ付箋」のダンボールの山を妻と二人で眺め「これを売り切るのに何年かかるだろうね…。」と青ざめたのを今でも思い出します。でも、ある方のご紹介で東急ハンズさんのほぼ全店に「ひげ付箋」を採用頂き、1年もかからず、約半年で最初の生産分を売り切ることができました。

今までたくさんの会社に不採用されてきた自分にとって、自分の商品をお店に採用して頂けることは本当に自信になりました。自分自身がそのお店に採用して頂いたように感じました。

3年間在籍したメーカーではとても可愛がって頂きましたし、できるだけ働きたいと考えていました。

そんな中、東日本大震災がおきました。3月11日、ぼくは、取引先の工場にいました。その取引先の工場はちょっとでも揺れれば崩れてしまうような手作りの掘建て小屋でした。地震が起きた瞬間、工場長から「早く工場から出て!」と言われ、地震がおさまるまで外にいました。なかなか電話がかからず、会社に報告もできませんでした。唯一会社で心配してくれた上司が電話をかけてきてくれました。後日知ったのですが、会社の経営者は社員を会社に残し、一足先に自宅に帰ったそうです。そのエピソードを聞き、会社を辞めようと思いました。

そして2013年独立しました。今活躍している若い起業家の方々は、学生時代から着々と起業の準備をはじめ、やっとの思いで成功しています。ぼくは、事業の芽が出るまでは事業をはじめてから10年はかかると思っています。尊敬するリブセンスの社長の村上さんは2006年に起業し、2007年に月商1,000万になり、2011年に上場を果たした素晴らしい方です。起業の準備は2004年の高校生の頃から考えていたそうです。きっとその前から色々と社長になるために勉強し、努力していたのだと思います。

ぼくが起業を考え始めたのは2011年頃ですので、村上さんとは7年の差があります。村上さんのように社会のためになることをしたいと考えています。村上さんの会社のように大きく立派な会社にはならなくても、いざやるからには、できるだけ多くの人のためになることをしたいと考えています。
2011年から始めたスガイワールドの活動が、10年後の2021年にどのようになっているか、ぜひ楽しみにして頂ければ幸いです。





6.02.2015

文具メーカー 一覧(これは文具ですか?バラエティー商品ですか?)

2011年にスタートしたスガイワールドですが、スガイワールドは当初はデザイン雑貨メーカーとして事業を進めようと考えていました。ところが近年日本は文具ブームです。現在、文具専門雑誌は、ファッション雑誌のごとく実にたくさんの出版社から刊行されています。文房具は、テレビでも多々特集が組まれ、大きくメディアを賑わせています。そこで、弊社は早速に文具業界へ乗り込もうと方向転換し、現在の文具と雑貨の間を行き来するメーカーとなりました。なので時々「これは文具ですか?バラエティー商品ですか?」とよく聞かれます。

文具業界はとても寛大で、比較的どのようなメーカーでも温かく迎え入れて下さいます。そのような業界はなかなか無いのではないかと思います。しかも小さなメーカーであろうと大きなメーカーであろうとあまり垣根もなく、本当に文具好きな方が多く、少し話してみれば、簡単に意気投合してしまう雰囲気もあります。

2011年にスタートした弊社ですが、おかげさまで少し名前を知って頂けるようになってきました。「ひげ付箋」の、と言うと分かって頂く方もいらっしゃいます。こちらを知って頂いているのですから皆さんを知らないわけにはいかないということで、ここで文具メーカーの皆さまを一度おさらいさせて頂こうと思いました。
比較的小規模でやられている方々から、大企業まで勝手にご紹介させて頂こうと思います。(敬称略/アイウエオ順)

小規模文具メーカー
あたぼう 中小企業診断士佐川博樹氏考案のスライド手帳
icconico オリジナルマスキングテープを中心に坂本マリさんが企画製造するブランド
Kino.Q 代表作はメジャーの形をしたマフラー「メジャーマフラー」
スガイワールド 代表作はひげの形をした付箋「ひげ付箋」
nombre 文房具「水縞」と布もの雑貨「プルンニー」のブランドを展開
HI MOJIMOJI 代表作はキーボードに立てるメモ「デングオン」
ボンブーグ 代表作はペンの先に造花の付いたペン、ボタニカルペン
Beahouse ハイパー文房具クリエイター アベダイキ氏のステーショナリーブランド
yuruliku 東京、御茶ノ水にて文具レーベルとしてオリジナルプロダクトを製作

中堅文具メーカー
伊藤バインダリー 折加工、綴じ加工の製本
岩橋印刷株式会社 PROGRAFのメーカー
カール事務機 パンチ、製本機ほか事務機器・文具のメーカー
カモ井加工紙 言わずと知れたマスキングテープmtのメーカー
カミテリア 紙をインテリアにする会社
カンミ堂 製餡所『甘美堂』(かんみどう)屋号を引き継いだメーカー
学研ステイフル 知育玩具などのおもちゃ、キャラクター文具 代表作はニューブロック
クツワ 定規・コンパス・粘土など学習用文具
神戸派計画 大和出版印刷が運営する紙製品メーカー
サカモト ファンシーグッズ、文具メーカー キャラクターボールペンが人気
シード 消しゴム、修正テープを専門的に製造する、日本の文具会社
デビカ 愛知県名古屋市の文具・事務用品製造メーカー 近年がメクリボンが人気
ペパラブル 石川県金沢市にある印刷会社山越とアートコミュニュティKapoによる共同開発プロジェクト
ビジョンクエスト 大阪を拠点とする面白文具メーカー(※2016年倒産)
ヒノデワシ 消しゴムのメーカー
ビバリー ジグソーパズルやゲームのメーカー 近年は「ココサス」が人気
平和堂 紙製品総合メ-カ-
ライオン事務器 事務用品とオフィス家具の総合メーカー

大企業文具メーカー
キングジム オフィス、家庭用の電子文具メーカー
コクヨ 文具やオフィス家具メーカー
デザインフィル 文具ブランド「ミドリ」を筆頭とする総合メーカー
サクラクレパス クレヨン、絵の具の他、筆記具のメーカー
サンスター文具 楽しく便利な製品を幅広く生み出す文具メーカー
シャチハタ 印章、スタンプ台、筆記具のメーカー
マークス カジュアルダイアリーなどの手帳や文具、インポート雑貨
マックス ホチキス・機工用エアネイラーのメーカー
マルアイ 文具日用紙製品と産業用包装資材のメーカー
マルマン ノート・ルーズリーフ等の製造と画材の輸入
三菱鉛筆 ボールペン、シャープ、サインペン、鉛筆のメーカー
パイロット ペンなどの筆記具と宝飾品
PLUS 事務用品卸から自社工場を持つ総合メーカー
レイメイ藤井 紙・文具・事務機の総合商社

こちらにご紹介させて頂いた以外にも本当にたくさんのメーカーがあります。

スガイワールドは、こちらにご紹介させて頂いたメーカー様と戦うのではなく、文具なのかバラエティー商品なのか分からないような、スガイワールド独自の路線を貫き、世の中がもっと夢と想像力が溢れるような商品をご提案していきたいと考えております。

2.25.2015

マイナスなことがプラスになること

自分のマイナスなところを前向きに考えることによって上手くいっていることがあります。

記憶力がすごく悪いので、とにかくメモを取る
さっき聞いたこともすぐに忘れます。人の話を聞いていると突然妄想にふけってしまう癖もあるので、まったく人の話を聞いていないときもあります。なので、人から話を聞くときは、とにかく聞き漏らすことのないように紙にメモを取ります。そして、あとでそれを見返して整理します。そうすることによって、かえって記憶力がありメモを取らない人よりも整理して物事を捉えることができているような気がします。

器用な性格ではないので、手抜きができない
社会人になった頃、よく先輩に「手を抜くところは抜かないとダメだよ。」と言われました。ぼくはすごく素直な性格なので、その当時「社会で生きるということはそうなのかあ。」と思っていました。でもぼくはそんなに器用な性格ではないので、手抜きが全くできません。人から頼まれたことには、ベストを尽くします。今になればそのことがどうもよかったようです。何でも目の前のことにベストを尽くしてきたことで、苦手としたwebや営業やデザインについて、今ではちょっとはできるようになったようです。

根っからの性格が暗いので、楽しいモノを作りたくなる
ぼくはかなりの根暗です。性格もとくに良くはないと思います。というよりはむしろちょっと悪い方かもしれません。SNSや会話では気の利いたセリフの一つも言えません。楽しいモノを作っているので、「楽しい方ですね!」「面白い方ですね!」と言って頂くことがあります。それはとても有難いことなのですが、“モノ”と“ぼく本人のキャラ”とは全く別ものです。朝はいつも憂鬱です。物事には基本的に悲観的に捉えます。なので、せめて作るモノは楽しいモノを作ろうと心掛けています。作るモノは、ぼくの性格の暗さの反動でできています。

社会で生きていくことが苦手なので、社会で頑張っている人を尊敬する
就活時代、本当にたくさんの会社に落とされました。なので、会社というものには、基本的に就職できないものなんだな、と思っていました。その頃から「なんとか会社を立ち上げてこいつらを見返してやる!」という思いが芽生えました。
最近、有難いことに時々「求人していませんか?」というお問合せを頂きます。ぼくは、「不採用にする人を必ず見返してやる!」と思っていたので、不採用する側にはなりたくはありません。この社会で人並みに生きていくには本当に大変なことです。なので、悪いことをせず、一生懸命頑張って生きている人全員を尊敬しています。

煙たがられる性格なので、本当にやさしい人だけが付合ってくれる
ぼくは自分勝手でめんどくさい性格なようです。なので、こんな面倒な自分と付合ってくれる方々は本当にやさしく良い人ばかりです。自分のように面倒な方とは全く反りが合わないのです。
時々「人と合わないんじゃない、合わせるんだ!」という人がいますが、あえて人と合わせなくても、やりやすい状況は作り出せるのではないかと思っています。悪い人、何事にも否定的な人、すぐあきらめる人、反対する人はいます。そんな人に無理矢理合わせる必要はないと思います。
会社に所属していて「無理にでも上司に合わせなきゃいけない。」と思っている方もいるかもしれません。ぼくは無理に合わせる必要はないと思っています。
機会があれば、もっと自分を活かせる場所に移動してもよいと思います。必ず自分を必要としてくれる人や場所はあると思います。もし自分がそのように強く信じ、際限なく努力することができれば。

一人では何もできないので、今自分がやりたいことをできていることに常に感謝している
ぼくは、ひとりでは何もできません。時々「これオレが作ったんだぜ!すごいだろ。」的な方がいます。でもそれを作るためには素材がなければ、それは作れないわけですし、協力してくれる工場さんがいなければ、作れません。確かにそれをデザインしたキミはすごいかもしれないけど、そのデザインをするためにはパソコンがなければ作れない訳です。すべて先人や周りの人のおかげで成り立っていることを感謝しなければ、ダメだと思います。この最高に恵まれた日本にいて、ちょっとでも人の役に立つことができなければダメだと思います。どれだけ恵まれているのかきちんと自覚し、あらゆる人の支えによって自分がこうしてやっていけているということを常に感謝しなければいけないと思っています。

10.08.2014

トゥエルブトーンの角田さん

今のスガイワールドがあるのは、トゥエルブトーンの角田さんのおかげであるのは間違いありません。

トゥエルブトーンの角田さんは、「パイプロイド」というヒット商品を生み出した方です。アメリカに行けば、ニューヨークやカルフォルニアなど、ありとあらゆるオシャレなセレクトショップに陳列されている商品です。
こちらにパイプロイド開発の回想録もあります→「パイプとロイドと僕と
現在では「プレイデコ」という商品も発売されています。

ぼくと角田さんの出会いは、2009年のデザインタイドという展示会がきっかけでした。角田さんは、出店者側で、ぼくはお客さん側でした。その頃、ぼくはまだ会社で働きながら、自分が考えた企画の商品化をどうしたらよいものか悩んでいた時期でした。

出展者の方々に自分の企画書を見てもらいながら回っていたのですが、そこで唯一相手にしてくれたのが角田さんでした。

角田さんは、高いお金を出し展示会に出展しているのにも関わらず、ぼくの話を快く聞いてくださいました。たぶん日本中探しても、そんな優しい方は、角田さんしかいないと思います。

その展示会で角田さんの商品を購入させて頂いたのですが、これもまた大変迷惑な話で、なんと角田さんのブースに購入した商品を忘れてしまったのです。展示会後、ご丁寧に角田さんから連絡を頂き、後日会うことになりました。

そのとき、商品のことや、今までやってきたことなどお話を伺いました。
その後も、メールなどのやり取りの中で、商品の卸し方や請求書の書き方、オーダーシートの作り方など、個人で商品を売買する上でとても大切なことを色々と教えてくださいました。

しかも、スガイワールドのはじめての商品、ひげ付箋が3Mで作れなくなってしまったとき、東京紙器さんをご紹介頂いたのも角田さんでした。

角田さんに「このお礼をどうしたらよいものかと思っています。」と言うと「また誰かに教えてあげればいいじゃん、教えられないと分からないこともあるから。」と言ってくださいました。

角田さんに言って頂いたことを実行しようと、人に聞かれたら、角田さんに教わった色々なことを人に伝えようとしています。

でも、やっぱり角田さんを超えられないと日々感じます。もし展示会で自分がやったように、企画書を持ってきて「この企画どうですか?!」と話しかけてくる人がいたら、絶対煙たがると思います。なぜか弊社に郵送などで企画書を売り込んでくる方がときどきいらっしゃるのですが、ぼくは人の企画を全く必要としていないので、正直その対応はとても大変です。

トゥエルブトーンの角田さんは、ぼくにとって永遠に超えることのできない大きな存在です。

9.24.2014

思い上がることなく

まだまだこれからの我々ですが、最近、会社を立ち上げたことや、スガイワールドの商品のことや、活動のことについて「すごいですね!」と言って頂けることが多くなりました。そう言って頂けることは本当にうれしいです。

でも「自分はすごい!」と思ってしまったら、それは思い上がりのなにものでもないと思っています。

自分がこうしてスガイワールドの活動をすることができるのは、支えて下さる皆様の存在があるからこそ。

スガイワールドは、全く無名なのにも関わらず、心よく商品の製造を協力してくれる工場の方々、それをお店に導入してくれるお店の方々、メディアに紹介してくれる方々、商品を手に取り、楽しんでくれる方々、いつも応援してくれる方々、本当にたくさんの方々の支えがなければ、絶対に成立するはずもなく、その方々の存在がなければ、一瞬にして、全く無意味な活動になってしまいます。

それから、日本に生まれ、何不自由のない暮らしをできていることや、自由に勉学に励むことができたからこそ。それは先祖や親のおかげです。

自由に勉強できる日本の環境は、実は世界でもかなり稀です。日本人のみんなが自由に勉強をできるようになったもの実は戦後からで、つい最近のことです。イギリスから中国に返還された香港では、中国の愛国教育を強制され、何十万の反対デモが起こりました。イスラム圏では、女性が教育を受けることができないのは当たり前です。アフリカでは食べる事でさえ難しい状況下で、子供の教育は二の次です。

ぼくのおばさんは、東京の品川でコンビニを経営しているのですが、先日、そのおばさんからこんな話を聞きました。「オリンピックのフィギア男子で金メダルを取った羽生選手はほんとすごいよ!何がすごいって、あんなに自分が活躍しているのに、自分がすごいんじゃなくて宮城の皆さんが自分を支えてくれたおかげだ、とあの若さで言えることだ。」と言ってました。
「ゆうちゃんもすごいよ!(ぼくは、おばさんに“ゆうちゃん”と呼ばれています)ゆうちゃんもすごいけど、自分がすごいだけじゃなく、回りのみんなの助けがあるからだからね!」と強く言っていました。

ぼくのじいちゃんも同じようなことを言っていました。「感謝だよ、感謝。いつでも感謝、感謝が大切だ。」あまりに言われるので、会社名を“株式会社感謝”にしようかなと思ったくらいでした。

正直、自分自身「感謝」をすることが、どれだけ大切なことなのか、まだまだ分かってはいないかもしれません。

今は、自分が活躍することがお世話になった方々への最大の恩返しだと考えています。

人は人に支えられてやっと立つことができる。思い上がることなく、感謝の気持ちを忘れずに、気を引き締めていきたいと思っています。

6.25.2014

野菜や果物づくりのような商品づくり

最近つくづく商品づくりは野菜や果物づくりに似ているなあ、と思います。
ぼくの実家は、お米にリンゴにさくらんぼ、ラフランスなど山形の特産品を作っている昔ながらの農家です。小さい頃からろくに手伝いはしませんでしたが、ずっとそのような特産品を作る親の背中を見てきました。お米は、春に種まき、夏は毎日雑草取りや水の調整、秋は稲刈り、リンゴは、前の年に肥料をまき、春はのびすぎた枝を切り、夏は消毒、秋にやっと収穫です。

そんなに手間をかけて育てたものも、食べてしまえば一瞬でなくなってしまいます。

商品も似ていて、企画から発売まで短くても1年はかかります。長ければ3年以上かかってやっと日の目をみるものもあります。しかも野菜や果物と同じように、完成した商品は、手塩にかけて作ってきた期間が人の目には見えることはありません。

でも、お店やネット上でスガイワールドの商品をたくさんの方が楽しんでいる様子が分かるととてもうれしいです。
そして今も、喜んで頂ける方の笑顔を思い浮かべながら、新商品開発を進めています。一つの商品が完成するまでには、いつもたくさんの壁にぶち当たっていて、今も大きな壁にぶち当たっていますが、笑。

農家の方が、食べる方の笑顔を思い浮かべて、野菜や果物を手塩にかけて愛情かけて作るように、スガイワールドも、使う方の笑顔を思い浮かべて、商品を手塩にかけて愛情かけて作る、これがスガイワールドの商品づくりです。

6.19.2014

スガイワールドのものづくりの強み

テレビのインタビューでオランダのデザイナーMarcel Wandersさんがとても面白いことを言っていました。
「日本のものづくりのルーツは神道があるように思います。日本のモノには、魂、性格、特徴があるように感じます。ある日本人デザイナーは、“すべてのモノに命を注ぎたい”と言っていました。日本の文化には、そんな特徴が組み込まれていて、身の回りにあるものすべてに生命があるように感じます。」

これは、外国の人から日本のものづくりを見た、とても面白い視点だと思います。

ぼくの詳しいプロフィールにも書いていますが、神道の「モノには全て神が宿る」という教えがとても好きです。神道は、日本に仏教が入る以前からある古代の宗教です。自然崇拝として、山、海、川、草木石までを崇拝します。農家生まれのぼくは、この教えに強く影響を受けました。

このモノに対する敬(うやま)う心があることによって、ぼくは、ものづくりに対して精神誠意、魂を注ぎますし、出来上がったモノに対しては自分の分身であるかのようにも感じています。

日本のものづくりを作ってきたソニーの井深さん、ホンダの本田さん、京セラを立ち上げた稲盛さんも、自分たちのものづくりに、日本の神道のルーツがあることによって、他国に負けない素晴らしいものづくりに取り組むことができたのではないかと思いました。

古代から脈々と受け継がれてきた日本の神道の教え、精神こそ、日本のものづくりのルーツであり、強みだと思うと同時に、自分自身のものづくりのルーツであり、強みであると思いました。

5.26.2014

スガイワールドポリシー

取り組みについて

一、夢と想像力あふれる未来を創る
一、ネガティブな風潮と戦う
一、お金の問題で夢をあきらめない社会をつくる
一、10年後の価値を創る
一、常に感謝の気持ちを忘れない
一、迷ったら世のため人のためになることを選ぶ
一、無名であり、小資本であることを知恵と努力で補う
一、あらゆるチャンスを総動員する
一、ワンチャンスにベストを尽くす
一、日夜、業務の改善、製品の改善を怠らない
一、勤務時間は午前9時から午後6時まで
一、失敗は挑戦していることの何よりの証拠
一、順調なときにこそ、次を取り組む
一、常に世界の動向に目を向ける
一、世の中の変化に対応する
一、貿易によって世界の人と交流し、世界の平和の一助になる
一、競わず、攻めず、戦わず、敵味方を作らない
一、すべての問題はコミュニケーション不足から生まれることを認識する
一、自分たちの商売以外のことには手を出さない
一、施しはせず、仕事に対して正当な対価を支払う
一、お取引先様は運命共同体
一、成功があれば、それは人のおかげだと肝に銘じる
一、目標の実現のために1の努力を一つ一つ足していく


製品について

一、人の心に届くものづくりをする
一、製品はお客様との絆であり約束である
一、夢が広がり、想像力が広がるような製品を開発する
一、できるはずがない、という考えから脱出する
一、成功するまであきらめない
一、特権階級のためのデザインはしない
一、信頼できる工場で製造する
一、リサイクル可能な素材を使用する
一、自己資金で製造する
一、割引、値引きはしない
一、他社は良き手本とし、絶対に模倣しない



5.24.2014

詳しいプロフィール

1980年12月、山形県の法師柳*に須貝家の三男として生まれる。
*村にある柳の下でお坊さんが念仏を唱えたことから法師柳という地名になる。今も我が家の隣のお寺にその柳の木がある。
「悠」という名前の由来は、父が尊敬する詩人で作詞家の阿久悠さんから。

父は、百姓音楽家の須貝智郎。エンターテイナーの父を見て育つ。
母は、市役所職員で経済的に父を支える。

昔ながらの農家に生まれ、仏教と神道の教えに強く影響を受ける。
「お米一粒に神様一人」という神道の精神をたたき込まれる。
今でも神道の八百万の神の思想「モノには全て神が宿る」という考え方が好き。

保育園のとき、折り鶴を折れない不器用な自分が悔しく、泣きながら夜遅くまで練習する。
練習を重ね、1cm角の紙で折り鶴が折れるようになる。この頃からものづくりに対する情熱が芽生える。

小学生のとき、声がでかいだけの理由で、応援団の組頭をする。
中学生のとき、文化祭実行委員長をし、父に講演依頼し、みんなに喜んでもらう。

高校生のとき、学校に行きたくなかったので、公欠で休めるという理由で弁論大会に出場し、県で優秀賞をもらう。
兄の奨めと、入学試験が自分が得意な工作だった多摩美術大学を受け1浪の末、入学。
ちなみに予備校時代に「新しい乗り物」の課題を出され、
みんながお年寄り用の乗り物や、かっこいいスポーツカーを作る中、
ぼくは植木鉢用の乗り物を作り、講師に絶大な評価をもらい、発明家精神が芽吹く。

大学生のとき、ものづくりは好きだったが、夢は発見できず。
映像なら、なんでもできるのではないかと映像の世界を目指す。
映像制作会社を何十社と受けるが全く受からず、1年半、池袋のジュンク堂書店で働きながら就職浪人する。
このとき、自分はこの世界に必要とされていないのではないかと、すごく悩み落ち込む。

フリーターのとき、友人に「社会不適合者」と呼ばれ、信じる。
そのときたくさんの本を読んだり、テレビをみたり、考えたりしていて
「そもそもこの世に社会不適合者なんていない、だれもがこの社会をよくする使命があるんだ」と気づく。

なんとか映像制作会社に入社する。1ヶ月に数回しか家に帰ることができない忙しい生活をする。ボロぞうきんのような扱いを受ける。約2年働いたが、色々あり命の危険を感じたので、退社し、友人のお父さんが営むデザイン会社に入社する。デザイン業務よりは営業が向いていたのか、営業業務をまかされる。会社の業績アップをすべく、展示会で飛び込み営業を何千社と行い、お仕事をたくさん頂く。この頃、満員の通勤電車の中でストレス解消目的で発明ノートを描き始める。

その中の「会社のみんなをメガネに例えるとどんなカタチか」という企画が同僚の目に留まる。その企画を会社のみんなも喜んでくれ、実際にそのメガネを厚紙で作り、みんなで記念写真を撮影をする。
その出来事がきっかけで、社会人生活で封印していた自分の創作欲が爆発。

約3年、営業業務をしたが、企画やデザイン業務をしてみたくなり、
ホビーメーカーのインハウスデザイナーに転職。
夢を抱いて入社するが、その夢の企画は一切採用されず、悶々とした3年間を過ごす。

会社でできないなら、自分でやるしかないと、
初の自社製品であり、発明ノートの企画の一つである「ひげ付箋」を作る。

「ひげ付箋」を作ったはいいが4,000個の在庫の量に唖然とする。
出会った方の多大なるご支援とご協力、過去に培った営業力、ちょっとしたヒゲブームのおかげでなんとか初回生産分がなくなる。

そして、その利益で新しいプロダクトを徐々に増やしていき、
2013年2月に初めて大きな合同展示会ギフトショーに出展する。
たくさんの方に支えられ、多くの注文とデザイン業務の依頼を頂く。

バブル崩壊、不景気、リストラ、社会の閉塞感、環境破壊、就職難、非正規雇用の増加、格差社会、たくさんのネガティブな言葉を浴びて育ってきたが、そのネガティブなものを打開すべく、クライアント様の企画デザイン業務と自社の商品販売で生計を立てながら、ポジティブに日夜奮闘しています。
夢は「社会がもっと夢と想像力で溢れる」こと。

2.25.2014

SUGAI WORLD事業計画書の概要

ミッション
「世界にもっと夢と想像力を!」
夢と想像力に限界はありませんし、重いものでも軽いものでもありません。
それは、ふわふわしているけど、人を自由にすることができます。
夢と想像力は、何にも縛られない自由なもの。ぼくと皆さんの夢と想像力の力で社会をもっと自由で夢溢れるものにすること。
それがSUGAI WORLDの使命です。

基本理念
“Happy Design Gift Maker”
“Happy” 作る人、使う人を幸せにし、“Design” 目的に対して機能し、“Gift” 誰かのための特別なギフトになる、“Maker” 今までにないよいものを作ります。

事業領域/経営戦略
ターゲット:日々を楽しく、心にゆとりをもって過ごしたい方
事業内容:遊び心溢れる製品を軸とした事業
どうやって競争優位性を構築するか:今までにない良い、ユニークな商品の供給と流通

スガイワールド事業は、次の計画により行う。

第1 商品開発事業
デザイン雑貨開発事業
年に1回または2回(2,9月)の新商品リリース

2 他社商品開発支援事業
他社の商品開発を支援
商品企画、デザイン、製造、流通、PR、販売面での支援

3年後あるべき自社の姿
デザイン雑貨の中でも「遊び心」に特化させた持続的な製品開発
ミュージアムショップ、セレクトショップへの販売網の強化
文具、アパレル業界販売網の強化

商品開発事業で目標売上高、目標計上利益の必達
他社商品開発支援事業で目標売上高、目標計上利益の必達


1.08.2014

ひげ付箋が初めて店頭に並んだあの日のこと

2011年。ひげ付箋が初めて店頭に並んだあの日のことは、今でも鮮明に覚えています。

ある日、ひげ付箋を卸して頂けるという会社の方から「ひげ付箋が東急ハンズ決まったよ!」と一本の電話がありました。「ほんとうですか?!ありがとうございます!とてもうれしいです!」とお伝えしました。妻と「すごいね!うれしいね!」と言い合いながら、その日は、たくさんの数の出荷準備をしました。

後日、渋谷にある東急ハンズさんの付箋売り場に恐る恐る半信半疑で行ってみました。東急ハンズさんは、大学生時代から社会人生活にいたるまで、ずっとお世話になっていて、大好きなお店の一つです。そこにいるじゃないですか!ひげ付箋たちが!FuとFoが!(実は、ひげ付箋のブルーは、口がにんまりしているのでFu、イエローは口がFoになってるので、Foと名前を付けています。)たくさんのかわいい付箋たちに囲まれて、いい表情しているじゃないですか!あまりの感動にその場で5分放心状態でした。自分が0から考え、投資し、企画、デザイン、製造、卸のすべてを一人で統括した初めての製品がそこにいるのです。

するとそこに、とある2人のカップルがやってきました。彼女が膨大な付箋の中から、ひげ付箋を見つけ、手に取ったのです。彼に「ね、これリンゴに貼るんだって、かわいいね!」と言うと、彼氏は「あ、ひげの付箋ね」と素っ気ない感じの返事。「くそー、今までにない、ひげのカタチをしたかわいい付箋なんだぞ!いろんなものに貼ると愉快なんだぞ!」と心の中で叫びながら、それでも彼女がうれしそうにひげ付箋を手に取り「かわいいね!」と言ってくれたときの記憶は今でも鮮明に覚えています。
(※東急ハンズ渋谷店ではひげ付箋は現在取り扱われていません)

ぼくは、就職活動時代、何百社と書類選考に落ち、何十社と面接試験に落ちた経験があります。そのときは、「自分は本当に社会に不必要な人間なんだなあ」と思いました。でも今は、たくさんの素晴らしい会社様にスガイワールドの製品をご採用頂いています。スガイワールドの製品は、ぼくの分身みたいなものですから、お店に商品としての採用が決まると、まるで自分がその会社様の採用試験に合格したかのように感じます。就職祝いをしたいくらいうれしい気持ちでいっぱいになります。

そしてその商品がお客様のお手元に届き、ツイッターやFacebookで「友達にプレゼントした!」「友達にもらった!かわいい!」「かわいいから買った!」「今度お店で見つけたらほしい!」などのメッセージを発見すると本当にうれしいですし、感謝の気持ちでいっぱいになります。大変有難いことに最近は「愛用してます!」と言って下さる方も増えてきました。

スガイワールドの製品は、「少しでも社会に貢献したい!みんなが明るくハッピーになってほしい!」という願いを込めたぼくの分身です。

これからも少しでもみなさんに楽しんで頂けるように、喜んで頂けるように、精一杯、愉快な製品を発信していきたいと思っています。

12.25.2013

自分インタビュー

テレビや雑誌でインタビューをされている人がかっこよかったので、思い切って自分にインタビューをしてみました。

Q1.スガイワールドをはじめようと思ったきっかけは?
デザイン会社で企画営業をしていたときにストレス解消目的で、発明ノート(企画書)を書いていました。その中の一つの企画が同僚の目に留まり「それすごくおもしろいね」って言ってくれたんです。会社のみんなをメガネに例えるとどんなカタチか、という企画なんです。その企画を会社のみんなも喜んでくれて、実際にそのメガネを厚紙で作ってみんなで記念写真を撮影しました。その出来事がきっかけで、社会人生活で封印していた自分の創作欲が爆発しました。色々企画を考えていた中で一番最初に商品化したのが「ひげ付箋」です。そこからスガイワールドが始まりました。

Q2.ブランドのコンセプトを教えてください。
世界にもっと夢と想像力を!“give imagination and dream to the world
夢と想像力に限界はありませんし、重いものでも軽いものでもありません。それは、ふわふわしているけど、人を自由にすることができます。夢と想像力は、何にも縛られない自由なもの。ぼくと皆さんの夢と想像力の力で社会をもっと自由で夢溢れるものにすること。それがブランドのコンセプトです。
あと基本理念として“Happy Design Gifts Maker.”というものを掲げています。“Happy” 作る人、使う人を幸せにできるか、“Design” 目的に対して機能するか、“Gifts” 誰かのギフトになりえるか、“Maker” 今までにないよいものを作り出せているか、です。

Q3.ご自身のブランドの強みはなんですか?
重力にとらわれない自由な発想から生まれた、クスッと笑えるような遊び心溢れるもの。
100%自社商品企画開発した商品で、安全な材料を使用し、関わる人をハッピーにする商品です。手軽に遊べて、可愛く、機能性があるというところがブランドの強みです。

Q4.デザインで影響を受けたものはありますか?
日本や海外のデザイン、雑誌、街、雑貨、風景などあらゆるものからたくさんの影響を受けています。スイスのフルグロ、オランダのドローグデザインやニューヨークのエリアウェアキッカーランド佐藤雅彦さんなど、それ以外の方からも本当にたくさんの影響を受けています。

Q5.コレクションしているものはありますか?
自分では発明ノートと読んでいる企画書があるのですが、現在17冊あります。一冊におそらく50〜100個の企画を書いています。電車の企画から傘の企画まで、日々たくさんの企画を書き留めています。あえて言うならそれが集めているものです。

Q6.ブランドのこだわりを教えてください。
スガイワールドの商品は、老若男女、世界中の方に向けて作っています。
また、スガイワールドの商品を作る人、使う人がハッピーになれるように心がけています。例えば、製造時の内職は障害者の方に依頼していたり、製造の協力をして頂く方に無理な値下げ要求は絶対にしません。
あと、ぼくが企画、製造するものは、ほぼすべて量産品なのですが、無駄な量は決して作らず、できるだけ環境に配慮したいと考えています。変装しおりは、比較的リサイクルが容易なペットボトルの素材のPETを使っていたり、来年2014年の春に発売予定の新商品は、ほぼすべてリサイクルペーパーでできています。

Q7.これからの夢や、やってみたいことはありますか?
これからも遊び心溢れるユニークな商品で皆さんに喜んで頂けるようにスガイワールドの活動を続けていきたいです。2014年にスガイワールドエキスポというスガイワールドの商品で遊びまくるイベントを考えていましたが、資金面を考えるとまだ先の話になりそうです。

Q8.最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
いつもスガイワールドの活動にご支援と応援を本当にありがとうございます。皆様のお陰でなんとかスガイワールドを続けることができます。これからも「世界にもっと夢と想像力を!」をミッションとして、遊び心溢れるユニークな商品をたくさん発信していけるようにがんばりますので、今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

12.22.2013

SUGAI WORLDの発想法

SUGAI WORLDは、「想像力に重力はなく、だれもが面白いユニークな発想ができる」と考えています。当初は、自分が独自の発想法で企画を考えているのかなと思っていましたが、1980年代のアメリカにオズボーンさんという発想法の先駆者がいたことを知り、その人がとてもわかりやすく発想法についてまとめていました。まずは、「できない」と思う心から脱出し、限界を決めず、前向きに発想法の技術を利用することで、誰もが面白い発想をできると考えています。以下にその発想法を紹介します。

1)ほかの利用法を考えてみる Put to other uses
例えば、石鹸を彫刻の材料に、消しゴムを加工できる玩具にしてみるなど

2)何かを参考に(借用)してみる Adapt
例えば、“今月の推薦図書”を“今月の推薦文具”にしてみるなど

3)(形や方法、色や温度、動きや香り)ちょっと変えてみる Modify
例えば、ゴムをパンのように膨らませてスポンジゴムに、黒い家電をゴールドやミントグリーンにしてみるなど

4)極端に大きくしてみる Magnifty
例えば、ネックレスのチェーンを鎖のように大きなキーチェーンにしてみるなど

5)極端に小さくしてみる Minify
例えば、薄く切ったパン、ペンのように小さな傘にしてみるなど

6)置き換えてみる、代用してみる Substitute
例えば、タバコを飴に、鉄製スプーンを紙製スプーンに、洗濯機を食器用にしてみるなど

7)(順番や位置の)配置を換えてみる Shuffle
例えば、上にある照明を下の照明に、自分の誕生日に両親へのプレゼントをしてみるなど

8)組み合せてみる Combine
例えば、お酒とキャンディ、ペンと消しゴム、シャツとズボンを組み合せてみるなど
(出典:Alex Osborn(1987)your creative power 邦題:「創造力を生かす」)

SUGAI WORLDの「ひげ付箋」は、付箋を“付けヒゲ”に置き換え、「エリング」は、シャツの襟を小さくし指輪に、「虹色めがね」は、メガネのレンズをプリズムが見えるレンズに代用し、「ゆびわゴム」は、堅い指輪を反対に柔らかくしてみたものです。こんな風にだれもが、発想法を使えば、自由な発想ができると考えています。