1.08.2014

ひげ付箋が初めて店頭に並んだあの日のこと

2011年。ひげ付箋が初めて店頭に並んだあの日のことは、今でも鮮明に覚えています。

ある日、ひげ付箋を卸して頂けるという会社の方から「ひげ付箋が東急ハンズ決まったよ!」と一本の電話がありました。「ほんとうですか?!ありがとうございます!とてもうれしいです!」とお伝えしました。妻と「すごいね!うれしいね!」と言い合いながら、その日は、たくさんの数の出荷準備をしました。

後日、渋谷にある東急ハンズさんの付箋売り場に恐る恐る半信半疑で行ってみました。東急ハンズさんは、大学生時代から社会人生活にいたるまで、ずっとお世話になっていて、大好きなお店の一つです。そこにいるじゃないですか!ひげ付箋たちが!FuとFoが!(実は、ひげ付箋のブルーは、口がにんまりしているのでFu、イエローは口がFoになってるので、Foと名前を付けています。)たくさんのかわいい付箋たちに囲まれて、いい表情しているじゃないですか!あまりの感動にその場で5分放心状態でした。自分が0から考え、投資し、企画、デザイン、製造、卸のすべてを一人で統括した初めての製品がそこにいるのです。

するとそこに、とある2人のカップルがやってきました。彼女が膨大な付箋の中から、ひげ付箋を見つけ、手に取ったのです。彼に「ね、これリンゴに貼るんだって、かわいいね!」と言うと、彼氏は「あ、ひげの付箋ね」と素っ気ない感じの返事。「くそー、今までにない、ひげのカタチをしたかわいい付箋なんだぞ!いろんなものに貼ると愉快なんだぞ!」と心の中で叫びながら、それでも彼女がうれしそうにひげ付箋を手に取り「かわいいね!」と言ってくれたときの記憶は今でも鮮明に覚えています。
(※東急ハンズ渋谷店ではひげ付箋は現在取り扱われていません)

ぼくは、就職活動時代、何百社と書類選考に落ち、何十社と面接試験に落ちた経験があります。そのときは、「自分は本当に社会に不必要な人間なんだなあ」と思いました。でも今は、たくさんの素晴らしい会社様にスガイワールドの製品をご採用頂いています。スガイワールドの製品は、ぼくの分身みたいなものですから、お店に商品としての採用が決まると、まるで自分がその会社様の採用試験に合格したかのように感じます。就職祝いをしたいくらいうれしい気持ちでいっぱいになります。

そしてその商品がお客様のお手元に届き、ツイッターやFacebookで「友達にプレゼントした!」「友達にもらった!かわいい!」「かわいいから買った!」「今度お店で見つけたらほしい!」などのメッセージを発見すると本当にうれしいですし、感謝の気持ちでいっぱいになります。大変有難いことに最近は「愛用してます!」と言って下さる方も増えてきました。

スガイワールドの製品は、「少しでも社会に貢献したい!みんなが明るくハッピーになってほしい!」という願いを込めたぼくの分身です。

これからも少しでもみなさんに楽しんで頂けるように、喜んで頂けるように、精一杯、愉快な製品を発信していきたいと思っています。

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