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12.01.2017

海外の人によく聞かれること

Q.1 What is the SUGAI WORLD ?
We are tokyo based happy design gift maker.
We plan and design all of our products, and ask japanese factories to make them.
We are committed to creating unique and playful products, mainly stationery. And we are trying to make them from eco-friendly material as much as possible.

Q.1 スガイワールドとは
SUGAI WORLD(スガイワールド)は、2011年に東京でスタートした、遊び心溢れるデザインギフトを企画、製造するメーカーです。ひげのカタチをした愉快な付箋「ひげ付箋」ひとつから事業がスタートしました。私たちの夢はこの世界を“夢と想像力”でいっぱいにすることです。オリジナル商品はすべて自社で企画開発し、日本の町工場の協力を得ながら、できるだけ環境に配慮した素材で製造しています。スガイワールドの想像力豊かな商品は今では、日本全国をはじめ、アメリカ、イギリス、フランス、香港、シンガポールなどのセレクトショップなどでも扱われており、世界中から注目されています。


Q.2 How did it start the SUGAI WORLD, Inc.?
When our founder, Yu SUGAI, was working for an another company, he started writing down his ideas about things that can change the life more comfortable and happier. (There are more than 20 idea-notebooks now.)That was a way to reduce his stress in a packed train of everyday.
At first, He was just enjoying sharing his ideas with his friends. But someday, one of them said to him, “Your ideas are so fun! Why don’t you make them?” , and he said “Why not !? Let’s do that!! “.
In 2011, he made the first product “Mustache-it”, a mustache shaped sticky note.
For the first 2 years, he was selling only the one. “Mustache-it” became a quite big hit riding the mustache-boom which came in those days. (That was a beginner’s luck!)
Then he made second product and third. In 2013, He made his first devut at Tokyo Gift Show.
Q.2 スガイワールドは、どのようにはじまったのか
デザイナーの須貝悠は、会社員時代、ストレス解消目的で、満員電車の中で、生活が快適で幸せになるためのアイデアをノートに書き留めていました。(今ではそのアイデアノートは19冊あります。)
はじめは、それを人に見せるだけを楽しんでいました。すると色んな人から「そのアイデア面白いから作ってみたら。」と言われました。
そこで、2011年、初の自社商品「ひげ付箋」を作りました。4,000個の在庫に唖然としましたが、過去に培った営業力とちょっとしたひげブームのおかげで半年も立たず、完売しました。
その利益をもとに徐々に新商品を増やしていき、2013年、東京ギフトショーに初出展しました。


Q.3 What is the purpose of the SUGAI WORLD products?
People in japan works very hard in a small space. So we want to make them to be able to work happier with our products. And also, we hope the same thing about people all of the world. Our mission is “give imagination and dream to the world ”.
Q.3 スガイワールド商品の目的は
日本で働く人たちは、小さなスペースで忙しく働いています。私たちの製品でより幸せで快適なオフィスワークをして頂きたいと考えています。そして、それが世界中の人に広まることを望んでいます。「世界にもっと夢と想像力を!」。


Q.4 What is the dream of the SUGAI WORLD?
To communicate with people all over the world through our products. And we believe that will be a part of the world peace.
Q.4 スガイワールドの夢は
私たちの製品を通じて世界中の人々と交流することです。それが世界平和の一助になると信じています。


5.16.2017

なぜ勉強しなければいけないのか。

「自修、自律、自助、和敬」私の母校の高校にはこのような校訓が書かれていました。
「この意味の分からない校訓に何の意味があるのか。」といつも悶々と考えていました。

小中高と「なぜ勉強するのか。」の意味も分からず、ただ過ごしていました。
どの先生も「なぜ勉強するのか。」の答えを教えてはくれませんでした。
意味の分からない校訓よりも「なぜ勉強するのか。」の答えを教えてほしかったです。

でも今、やっと「なぜ勉強するのか。」の理由が分かりました。
それは、「人の役に立つため。」というシンプルなことです。
そのことを今教育を受けてる人みんなに伝えたいです。

ではなぜ、「人の役に立たなければいけないのか。」それは、自分を社会で活かしてもらうためです。人は、社会で活かされることで、豊かで健康的な幸せを感じることができます。そして本当に素晴らしい人生をおくることができます。

人は、自分のためではなく、人の役に立つことによって、健康で長生きできるという研究結果もあるそうです。

多くのことを学ぶことによって、より多くの人を助けることができるようになります。
人の役に立てるということは、本当に幸せなことです。

生きてるかぎり、学ぶことに終わりはありません。
大いに学び、それを大いに人のために役立てていこうではありませんか。

1.20.2017

精神的プレッシャーが大きくなるほど、問題解決能力は小さくなる

おかげさまで創業5年を迎えることができました。「順風満帆に見えますね。」と言って頂くこともあります。でも実際は決してそんなことはありません。風の吹いているところになんとか手漕ぎボートで必死に近づいている、そんな有様です。

展示会でよく会う女性デザイナーの方がいます。その方は若いのに数々の賞を受賞しているので「すごいですね!」と言うと「とても力を入れていたプロジェクトが最後の最後で経ち消えになってしまった。」「信頼していた方と上手くいかなかった。」などの答えが返ってきました。活躍しているように見える人ほど、裏では大変な思いをしているのだなあ、とつくづく思いました。

人は、精神的プレッシャーが大きければ大きいほど、問題を大きく感じて、問題解決能力が小さくなる傾向があると思います。
それを行動経済学では「“トンネリング”に陥る」と言うそうです。トンネリングとは、トンネルの内側のものは鮮明に見えるが、トンネルに入らない周辺ものは何も見えなくなり、視野が狭くなってしまうことだそうです。

お金や時間、精神的余裕がない人ほどそのような傾向になってしまうそうです。問題を解決する方法はいくらでもあるはずなのに、その事実が見えなくなってしまいます。自分自身にも思い当たることが多々あります。きっと先に述べた女性デザイナーの方は、問題が現れても、何とかその精神的プレッシャーに耐え、問題解決に奮闘しているのだと思います。

クロスカンパニーの石川社長が書籍の中で棋士の大山康晴氏のこんな言葉を紹介していました。「静思萬考(せいしばんこう)」万の手の中から、冷静に一つの手を考える、という意味だそうです。

精神的プレッシャーが大きくなるほど、周りが見えなくなってしまいがちですが、そんなときこそ、問題を解決するにはたくさんのやり方があるということを思い出し、何とか乗り切りたいと思います。


参考資料
いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学
アース ミュージック&エコロジーの経営学

1.16.2017

どうしたら人がより活躍できるようになるのか

最近、どうしたら人がより活躍できるようになるのかを考えています。
『未来のイノベーターはどう育つのか』という本の中で、デューク大学のビベク・ワドワ教授の言葉が紹介されていました。
「自分がいちばん興味があることを勉強すること。自分が最も情熱と能力を持つ分野で秀でること。そして自分のやり方と自分の言葉で世界を変えること」P226

ときどき日本の社会システムにじれったさを感じ、政治に手を出したいと思うこともあります。しかし残念ながら自分の得意分野は政治ではありません。大切なことは「自分の得意分野で、社会の役に立つこと」です。幼い頃から政治の道を目指し取り組んできた方にはかないません。それよりも自分が得意とするものづくりで社会の役に立つしかないと思っています。

何十年も経営をされてきた方々に「どうやったらそんなに商売を続けていくことができるのですか。」と聞くのですが、「この道しかなかった。」という答えが少なからず返ってきます。きっと自分の得意分野に集中し情熱的に取り組まれてきた証拠なんだと思います。

どうしたら人がより活躍できるようになるのか、今まで勉強してきたことをまとめると

・興味あることにチャレンジ(挑戦)すること
・やりたいことにフォーカス(集中)すること
・それに情熱的に取り組むこと。夢中になること
・ワクワクする未来を描くこと
・早くたくさん失敗し、あきらめないこと

以上のことが大切なようです。

まずは遊びのようなことからはじめてみる。それが情熱に変わり、
目的(なぜ、何のためにその仕事をするのかという理由や意義を見出す)に変化していくそうです。

もし、頭の中に迷いや邪念があるようであれば、まだやりたいことに集中できてないのかもしれません。一度やることを決めたのならば、あとは情熱的にそれに取り組むだけです。

私自身、学生時代や社会人になってもなかなか、目的を見出すことはできませんでした。
まずは、遊び感覚でもよいので、自分の興味の赴くまま、挑戦してみること。それに対してもし情熱的に取り組むことができるようであれば、何かしら目的を見出すことができるのではないでしょうか。

社会人になると、どれだけ興味あることに情熱的に取り組んできたのかという実績をもとめられます。有難いことに、ときどき弊社に入社を希望される方がいらっしゃいます。「文房具に興味があるので入社したい。」と言っても、手元にあるのは大学から出された課題の作品集だけで、文房具や雑貨を自分なりに作ってみたりしたことがない方が多々いらっしゃいます。本当に興味があり、それに取り組みたいのであれば、自主的に作った作品の1個や2個はあるはずです。就活時代50〜60社落ちた自分でさえ、映像制作会社に入る際、4〜5本の自主制作の作品を持って面接に挑んでいました。

もし自主制作の作品がないのであれば、まだそんなに興味や情熱がないと思われても仕方がありません。まずは遊び感覚でもよいので、文房具や雑貨を作ってみてはいかがでしょうか。
「文房具なんて簡単に作れない。」と思っても、今の時代は3Dプリンターもありますし、段ボールや粘土で作ってみてもよいと思います。弊社の商品の試作のほとんどは、1枚数十円のケント紙で作っています。

もし少しでも時間があるのなら、「こんなものがあったらいいな」と思うものを遊び感覚でもいいので作ってみて、たまったら作品集にしてみる。それを人に見てもらい意見を聞いたり。あわよくば、その作品集自体が商品になる可能性だってありますし、そこから色々な可能性が出てくるのではないでしょうか。

参考資料
未来のイノベーターはどう育つのか
シリコンバレー流世界最先端の働き方


12.28.2016

有意義な情報を得る方法は

最近、テレビのニュースが日本全体を不幸にしているのではないかと強く感じています。

ハーバード大学で教鞭をとるショーン・エイカーさんは、本の中で「ネガティブなことばかりに注目していると、悲惨な状況が現実で、人生はネガティブなものだと思い込ませてしまい、何か問題があったときに、正しい判断ができなくなる(『幸福優位性7つの法則』P19〜)」と言っていました。「ネガティブなことに対してポジティブなことはその6倍あることが理想(『幸福優位性7つの法則』 P87)」なんだそうです。

ひとたびテレビのニュースをつければ、“死亡”、“注意”、“問題”、“逮捕”、“事故”、などネガティブな言葉のオンパレードです。その衝撃的なニュースに対して、その6倍のポジティブなニュースが理想だとしても、現実にはそうはなっていません。

「人は本能的にネガティブなことに強く注目するので、テレビは視聴率を上げるために、いつもネガティブなニュースを流している」と誰かが言っていましたが、あながち間違いではなさそうです。テレビは、視聴率のためにネガティブなニュースをたくさん流し、日本全体を不幸にしていると考えるとテレビの未来は厳しいかもしれません。

そもそもこの日本は他国に比べれば、全くもって問題の少ない国だと思います。大きな問題がないので、他国の問題をまるで日本の問題のように連日ニュースを流してるバカバカしいときもあります。他国の大統領のスキャンダルがそこまで重要だとは全く思いません。世界に目を向けることと他国の大統領のスキャンダルに注目することは全く別の話だと思います。

ぼくのオススメは、テレビのニュースは見ないことです。もう賢い人は気づいていますが、テレビのニュースは、人をネガティブにし、不幸にし、正しい判断を鈍らせます。

ぼくは子どもの頃から、当たり前のようにテレビのニュースを見てきましたが、知らず知らずにそのことがぼくを根っからのネガティブ思考にしてしまったようです。(そのことが分かってからは、できるだけ前向きな思考になるように心がけています。)

もし皆さんに子どもがいるのなら、絶対にその子にはテレビのニュースを見せてほしくないと思います。ネガティブなニュースは、とても強い力を持っていて、自分がテレビのニュースを見ていなくても、ネットのニュースやSNSや知人から情報が入ってきます。それで十分だと思います。

ネガティブなニュースより、皆さんにとって本当に有意義な情報を得てほしいと思います。皆さんは、自分にとって有意義な情報を得る方法について考えたことがありますか?「費やしている時間」と「意義のある時間」は比例していますか?

ぼくが、有意義な情報を得ることができた方法は、“素晴らしい人との出会い”や“素晴らしい本との出会い”です。

でも実際に自分が情報を得るために費やしている時間が長いのは、一番にネット、二番目にTVでした。これではいけません。

色々な方が「ネットやTVなどの不必要な情報を減らすように努力するだけで、とても有意義な時間が過ごせる。」と言っていました。

有意義な時間を過ごすということはつまり、有意義な人生を送ることです。
自分にとって有意義な時間を過ごすことによって、とても豊かな人生を歩むことができると思います。その人が幸せかどうかは、豊かな人間関係を築けているかどうかで決まるそうです。(『幸福優位性7つの法則』 P280〜)

皆さんも「それ」に費やしている時間は、本当に自分にとって有意義な時間なのか、有意義なことをもたらしているのか、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

参考文献:
幸福優位性7つの法則』ショーン・エイカー

11.25.2016

成功する起業家の多くは、なぜ学生の頃、劣等生だったか

成功している起業家の多くは、学生の頃、劣等生だったそうです。
既存の学校教育の大部分は、すでにある会社や行政に順応する人を育てるためのものです。

人は、生まれたときから、その人独自の才能と使命がすでに備わっていると思います。大人になるまでにそれが摘まれたり、つぶされてしまうために、いざ大人になったときには自分の才能と使命がすでに枯れていて、路頭に迷ってしまうのです。才能と使命を摘まれたり、つぶされなかった人でも、自分自身の力で才能と使命を育て続けなければいけません。

成功している起業家は、どんな学生だったのでしょうか。

先生や大人に従わない
起業家は、誰かに従うよりも、自分自身に従うことが重要です。自分に備わった才能を自覚し、活かし、自分の使命に従うことこそが重要なのです。誰かに言われたことを何も考えずに実行していては、いつまでたっても自分の人生を歩むことはできません。

クラスメイトとの話にあえて合わせようとしない
「昨日あのテレビ見た?」「見てない」「あのタレント知ってる?」「知らない」
テレビの情報や多くの人が知っている情報は、希少価値がなく、起業家にとっては全く重要ではありません。それよりも自分の興味があることを知っている方が、はるかに大切です。自分の興味に従い得た知識や経験こそ、革新的商品やサービスを生み出す原動力になります。

クラスメイトとつるまない
若者(特に高校生まで)は往々にして無知で残虐で弱虫です。その世界の不道徳に染まるより、孤独を選んだほうがよっぽどマシです。社会に出て自分が活躍すればするほど、素晴らしい人たちと出会うことができます。大人になってから友人をつくることができる人こそ社会で活躍する確立は高くなります。起業家にとって、自分ができることを増やすことはさほど重要ではありません。真に重要なことは、人間を磨き、素晴らしい協力者と出会い、世界をよりよくすることです。

自分なりの美意識がある
美はその人の価値を決める重要な要素の一つです。美には、目に見えるものと目に見えないものがあります。学校やクラスの中では奇妙な美意識も、社会に出れば希有で貴重な美意識になります。

起業家は、以上のことを幼い頃から忍耐強く守り抜き、生き抜いていかなければいけません。その人の忍耐強さは、5歳までの教育がとても重要だそうです。成功している起業家の多くは、5歳までに母親の寛大で寛容な教えを受けていたそうです。忍耐強さは起業家の成功の重要な要素の一つです。学生の頃、たとえ“バカ”と呼ばれたり、劣等生の扱いを受けても、大人になるまでに忍耐強く自分を信じて生き抜いてきた人こそ、成功を手にすることができるのではないでしょうか。

参考資料:
世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝
金持ち父さん貧乏父さん
スターバックス成功物語
あんぽん 孫正義伝
ゼロ・トゥ・ワン
成功する子失敗する子
未来のイノベーターはそう育つのか
藁のハンドル
ニッポンの時給を考える」 ほか

9.13.2016

ニューヨーク視察レポート「ニューヨークどうでしたか?!」

アメリカ市場のリサーチと展示会視察のため、2016年8月19日(金)から26日(金)まで、ニューヨークに行ってきました。

「ニューヨークどうでしたか?!」とお会いした方に聞かれる度「すごかったです…。」としか答えられず、申し訳ないので、どうすごかったか、ここにまとめたいと思います。

出会った方々がすごかった
ニューヨークに到着早々、NYNOWというアメリカ最大規模のデザイン雑貨の展示会に行ってきました。

まず、ベアハウスの阿部さんにご紹介頂いた山本紙業の山本さんにご挨拶に伺いました。山本さんはすでに何回もNYNOWにチャレンジしている方です。右も左も分からない我らを優しく迎え入れて下さいました。NYNOWのJETROブース出展のことや、どのようにアメリカ市場にチャレンジしているかなどを教えて下さいました。

その後、トゥエルブトーンの角田さんのご紹介で、magnoteの藤本さんにご挨拶に伺いました。藤本さんは、元々半導体の開発をされていましたが、角田さんの開発したパイプロイドに惚れ込み、アメリカでパイプロイドのSole(独占的)Distributor(問屋)をしています。「アメリカ市場で商売をしていくには、商品のアイデアももちろんだが、商品が市場適正価格になるように調整することが重要。」ということを伺いました。また「バイヤーはすでに予算を持って展示会に来場し、その場で注文する。」ということを教えて頂きました。ちなみに藤本さんは、近々サンフランシスコ近郊に鶴橋風月USAを立ち上げられるそうです。

その次に、台東区を拠点にし、アメリカでも活躍しているカーマインさんのご紹介で、NYで何十年も活動されているGallery 91の海老原さんに出会いました。海老原さんに弊社の商品を見て頂いたところ、「他社のデザインと価格帯を見なさい。勝てるの?」と言われました。その問いに対して「どうでしょうねー、汗。」ということしか言えませんでした。

その後に、以前商品の問合せを頂いていたGreeting life Americaの岡田さんにご挨拶に伺いました。岡田さんは、アメリカで日本の文具や雑貨の卸をされている方です。現在は、弊社の商品にあまり興味はなさそうでした。

そして、JETROニューヨーク事務局主催の視察セミナーと個別相談を受けました。セミナーの内容の一部はこちらから見ることができます。▶視察セミナー
アメリカで活躍する日本人の方々の洗礼を受け、打ち拉がれていた私は、Mira Design Corporationの三浦さんの実に実践的で体系立ったセミナーに大変感銘を受け、そして勇気をもらいました。個別相談で、三浦さんに弊社商品を見て頂いたところ、クリップファミリーが、アメリカの現在のトレンドであるエコフレンドリーにマッチし、とてもユニークな商品だと言って頂けました。そして三浦さんがプレゼンをするときにクリップファミリーをバイヤー陣にご紹介して頂けるという有難いお話を頂きました。

お店の規模がすごかった
日本の雑貨店は、多くて30店規模ですが、アメリカでは小規模でも80店、中規模で400店、大規模で1,000店なんだそうです。商品の供給量が、日本に比べ、ゼロが1個も2個も違います。
日本は災害が多く、日々蓄えてきた人が成功した文化が根付いているそうですが、アメリカはいかに日々の生活を楽しむかという文化なのだそうです。アメリカは、たとえ不景気でも、日本の消費力に比べれば、大変な消費力なんだそうです。
視察中にJETRO事務局に教えて頂いたオススメのお店をできるだけ見て回ったのですが、お店の大きさ、ダイナミックな市場の動き、商品の分かりやすさなど、実際自分の目で見なければ感じることができない貴重な体験をしました。JETRO事務局のオススメのお店のリストはこちらから見ることができます。▶STORE LOCATION MAP

食べる量がすごかった
これは、仕事の話しと少しずれますが、食べなければ元気に動けません。そこで色々なレストランに行きました。そこで驚いたのが1食の量です。日本人の2食分の量が出てきます。ハンバーガーはグレープフルーツ大の大きさ、ポテトは、1リットルの牛乳パックの量はあります。それをアメリカ人はいとも容易く平らげます。どうりで体が大きいわけです。

においと音がすごかった
ニューヨークの夏は臭くて有名なんだそうです。レストランから出たゴミが道ばたにあります。下水からも強烈な異臭が上ってきます。地下鉄は、鉄の臭いと糞尿のような臭いで充満しています。日本に帰ってくると「日本はなんてキレイなんだ!」とつくづく思います。地下鉄のブレーキの音も堪え難いほどの騒音です。そしてアメリカ人は話し声もとにかくでかい。ぼくは日本では比較的声が大きい方ですが、アメリカではもっと大きな声で話さないと「?」という顔をされます。

とにかくオシャレですごかった
なんでもアルファベットだけで書いているからおしゃれに感じるのか、それともデザインの本場だからオシャレに感じるのか。見るものすべてがオシャレに感じました。
スーパーだとUnion MarketForagersWholefoodsmarket、こんなオシャレなスーパーは日本で見たことがありません。
アパレルだとurbanoutfittersAnthropologie。インテリアショップはABC Carpet & Home。紙製品店だとPaper Source、紙製品ブランドだとKnot & Bowurbanoutfittersの自社製品がとてもオシャレで、どんな人がデザインしているのか調べてみたところChristie Liberatoreと言う方がデザインしているようでした。デザインのテイストも色もアメリカの最先端で本当にオシャレだと感じました。
Casperというマットレスブランドも大変人気です。デザインを担当しているのは、RED ANTLERというところです。Casperはデザインコンサルタント会社の元IDEOの人がやっているというから納得です。
Webサイトだけでは、製品やお店の良さが伝わらないのが残念です。

とにかくニューヨークはクリエイティビティー、創造性に溢れ、刺激に満ちた街だということを肌で感じることができました。このような貴重な経験を30代にしてできる私はとても恵まれていると思います。この経験を活かし、皆様のお役に立てることができるように、自分たちの限界を決めず、挑戦していきたいと思っています。

8.17.2016

商売をする上で何が大切か、取引する上で気を付けていること

よく偉い人は、「お金儲けを第一にしてはいけない。人の役に立つことを第一に考えなければいけない。」と言います。
お金儲けを基準に判断してしまうと、いいことも悪いこともお金目的になって、たちまち事業がおかしなことになるのは分かります。
「じゃ無償で事業をやったらどうなの?」と思いますが、自分たちの利益を確保しなければ、事業はたちまち立ち行かなくなります。

商売とは、お互いに利益がもたらされることです。
むしろ、相手に得をしてもらうこと。だけかもしれません。

商売をする上で、相手が自分たちのことを考えてくれているのか、どうかを見極めることが重要なのではないかと思いました。
自分たちのことを考えてくれているように見せかけて、実は、自分たちの儲けのことしか考えていない人も結構います。例えば、偉そうにとりあえず会社に呼ぶ人は要注意です。そんな人とのやり取りで痛い目に合ったことも多々あります。

今まで商売をしてきて、相手のことを考えてくれる人、お互いのことを考えてくれる人、自分たちの儲けのことしか考えていない人、に出会いました。

商売は、相手のことをしっかりと考えてくれる人とやるのがいいのではないでしょうか。でも、そんな素晴らしい方は然う然ういません。

弊社は、本当に有難いことに弊社のことを考えてくれる方々と出会うことができました。そしてその方々と商売をさせて頂くことによって、なんとか事業を続けることができています。

営業の極意は、“相手の得を考えること”。“相手の話しや要望をよく聞き、相手のためになることを誠心誠意やること”だと思います。商売の極意もまさしく、“相手の話しや要望をよく聞き、相手のためになることを誠心誠意やること”なのではないでしょうか。

取引させて頂くからには、相手のためになることは何かよく考え、実行する。
もし、相手が自分たちの儲けのことしか考えていないのであれば、あまり関わらない方がよいかもしれません。

8.13.2016

天才とは

ぼくは、活躍している人を見つけるとすぐ「(あなたは)天才だ。」と言ってしまいます。
すると「いやいや天才じゃないです。」「努力してますから、天才じゃないです。」という答えが返ってきます。

天才とは、“努力しなくても有能な人”のことではありません。そんな人はいません。

天才とは、“自分が培ってきた能力を、最大限の努力によって発揮し、社会に貢献している人”のことです。

だれもが天才になれると信じています。

まずは、自分にはどのような能力があるのか、どのような能力を伸ばせそうかを自覚する必要があると思います。しかし、自分の顔は鏡がないと見ることができないように、相手がいなければ、自分の能力を見つけることはできないと思います。

それには、学校や社会での人との関わりや経験が大切になってくると思います。
どうすれば人の役に立つことができるのか、どうすれば相手に喜んでもらうことができるのか、やってみなければ分かりません。

何に自分の情熱を発揮できるのか。情熱とは誰に言われなくても熱い心で夢中になれることです。それも色々とやってみなければ分かりません。

人の役に立つことができるのならば、それは最高の人生なのではないでしょうか。自分が培ってきた能力を、最大限の努力によって、人の役に立てているのなら、あなたはすでに天才です。

6.06.2016

突如、目の前に、問題や不安、怒りや悩みが現れ、心が乱れたら

突如、目の前に、問題や不安、怒りや悩みが現れ、心が乱れたら皆さんはどうしていますか?
新しいことに挑戦している人ほど、日々様々な問題と戦っていると思います。そんなとき、心がけていることがあります。

今まで何とか問題を解決してきたことを思い出す
「今回はヤバイんじゃないか、今回は乗り切れそうにない」と心底思うことが時々あります。でも、振り返ってみれば、命の危険を感じても何とか生きてきました。問題を何とか乗り越えてきたからこそ、今こうして生きています。今まで何とか問題を解決してきたことを思い出し、できるだけ冷静でいようと心がけます。

ストレッチや筋トレや散歩をする
そうは言っても、机の前でもやもやしていては、その問題に捕われてしまいがちです。そんなときは、とにかく体を動かします。まずは、ラジオ体操、ストレッチをします。それでもダメなら散歩します。そうするとあら不思議、あんなに頭の中いっぱいにあった“問題や不安、怒りや悩み”が薄れていきます。CCCの社長の増田さんも、幻冬舎の社長の見城さんも、毎日やたらと体を動かしています。きっと、日々目の前に現れるたくさんの問題を、何度もリセットするために体を動かしているのではないでしょうか。

誰かに問題を打ち明ける
私は、会社員時代、問題が起きたら、とにかく直接関わりのない部署の人に問題を打ち明けていました。他部署の人とは利害関係もないので、冷静に相談にのってくれます。今でも何かトラブルがあったら、内容がすべて伝わらなくても、とにかくパートナーに問題を打ち明けます。そのとき自分では大きな問題だと思っていたことも、パートナーに打ち明けてみれば、なんてちっぽけな問題なんだと気づくことが時々あります。

心配事の9割は起こらない
禅僧、大学教授、庭園デザイナーの枡野 俊明の著作のタイトルです。様々な心配事が日々起こりますが、「心配事の9割は起こらない。」ほんと、そうだと思います。何か心配ごとができたら「でも、心配事の9割は起こらないよね…。」そう思うだけで、とても気が楽になります。

こんな風に自分なりの心の落ち着かせ方を用意することはオススメです。
もし、オススメの心の落ち着かせ方を知っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。ご連絡お待ちしております。

4.25.2016

成功するには、

ワクワクするような目標を立てる。
行動を起こす。
試練に耐える。
粘り強く挑戦する。
自分の感情や欲望をコントロールする。
学び続ける。
誠実である。
思いやりをもつ。
感謝する。
簡単にあきらめない。
自信を持つ。
自分にはなにができるかを自覚する。

以上のことを自分と他人に対して、
最大限に伸ばせるように努力し、手助けする。



4.11.2016

エリートとは

「あの人はどうせエリートなんでしょ?」「どうせ恵まれてたんでしょ?」世の中からそんな声が聞こえてくる気がします。

エリートとは、どのような人を指すのでしょうか。

「エリートとは、恵まれてしまったがゆえに、みんなのために貢献する人」と下記ブログに書いていました。
▶早稲田高等学院事件から考えるエリートとは
▶エリートとは、恵まれてしまったがゆえに、みんなのために貢献する人

ほぼ同じタイミングで全く同じことを言っている人がいるのが、ちょっと不思議ですが。それはそれで置いといて。

「エリートとは、恵まれてしまったがゆえに、みんなのために貢献する人」
なんだか納得しました。

エリートとは、衣食住に困らず、義務教育を受けることができた日本人全員を呼ぶと思っています。

今の日本では、自分より恵まれているように見える人を、エリート、恵まれた人、と思い込み、何か弱みを見つけたらみんなでその人を地獄に落とすかのような風潮が蔓延しているように感じます。人を批判することに一生懸命な人が多すぎるような感じがします。

「あの人はどうせエリートなんでしょ?」「どうせ恵まれてたんでしょ?」
と人を批判する人も、その人がもし日本人なら、世界から見ればその人はれっきとしたエリートの一員です。

人に対して批判的になってしまうのは、「自分は世間知らずで本当にどうしようもない不勉強でとても未熟な人間なんです。」と言っているようなものです。

松下電器の創業者の松下さんは、人の立場というのは、その人が社長であろうが、ホームレスであろうが、それは「車を引く人か、車に乗る人か」の違いだけだと言っていました。

たまたま総理大臣になった。社長になった。社員になった。主婦になった。ホームレスになった。それは立場の違いだけだそうです。ホンダの創業者の本田さんも「社長も盲腸も一緒だ。」と言ってました。それは、極端な話ですが、つまりは、たまたまその立場になったのであって、同じ人間に違いはないのだということだと思います。

「人はみな同じ人間だ。」ということを分かっていない人が今、増えているような気がします。

そんな中、日本にはほとんど恵まれたエリートしかいないので、その中で何をしたらいいのか分からなくなる若者が増えているような気がします。現にぼくも学生時代はそうでした。

世界を見渡せば、助けを求めている人は必ずいます。日本にもいます。

日本に生まれた我々がやらなければいけないこと。それは、自分の得意なこと、一番自分の力を発揮できることは何か、ということに気付き、それを最大限に活かし「みんなのために貢献する」こと。

それが、日本人全員に課せられた使命だと思っています。

2.17.2016

非認知能力とは

スガイワールドの活動をはじめてから、自己実現(人生に目的や目標を持って努力し成しとげること)をしている人、自分の能力や個性を最大限に活かし社会に貢献している多くの人と出会うことができました。

会社員時代、ギフトショーのアクティブクリエイターズに出展している人たちを見て、「この人たちの目の輝きは、何か違う。」と強く感じたことを今でもはっきり覚えています。それはまさしく、自分の能力や個性を最大限に活かし、生き生きと自己実現をしている人たちの目でした。

その人たちがやっていることや考えていることにも興味があったのですが、その人たちが幼少期どのような教育や環境で育ったのかとても気になりました。そこで色んな人に聞いてみたのですが、みなさん口をそろえて「他の家庭となんら変わりない。ごく普通の家庭。」と答えます。でもきっと、何か明らかに違う、とずっと気になっていました。

そんなときノーベル賞経済学者、ジェームズ・ヘックマン教授「5歳までのしつけや環境が、人生を決める」という記事を見ました。“人生を決定づけるのは「潜在能力」(「非認知能力」)”ということでした。

非認知能力とは
非認知能力とは、認知能力(知能指数、IQ、学力)ではない能力のことで、下記のような項目があるそうです。

アメリカのKnowledge Is Power Programによる基準
① やり抜く力、忍耐力
② 自制心
③ 意欲、やる気
④ 社会的知性(他者の感情や意図を感じ取り、行動する)
⑤ 感謝の気持ち
⑥ 楽観的思考(すぐに立ち直ったり対応できる)
⑦ 好奇心
 +
創造性(主体的に考え、新しいものや新しい手法を作る)
リーダーシップ(目標に向かってチームを導く)
計画性、自己管理能力(締め切りやスケジュールを立て、計画、行動する)

ビッグ・ファイブと呼ばれる5つの性格スキル
(1)誠実性 まじめさ、責任感の強さ、自己統制力、達成への意志の強さ、計画性
(2)開放性 好奇心が強い、想像力、美の理解・興味、新しいものへの親和性
(3)外向性 社交性や活動性、積極性、コミュニケーション能力、上昇志向、エネルギッシュな傾向
(4)協調性 利他性や共感性など、仲間と協力して取り組む力、嘘偽りない態度
(5)精神的安定性 不安や緊張の強さ、自分に対する自信

こういった能力は、これからの時代、本当に大切な能力だと思います。経営者にとってもとても重要な能力だと思います。今まで読んだ経営者の本や、経営学者の本にも確かにこのようなことが大切だと書いていました。

テストで100点を取ることよりも、のびのび自分の興味の赴くまま生きるように、と育てられた人の方が、今の時代活躍しているように感じます。
その人の元々の能力より、努力したことを褒められたり、他人に対して親切にする大切さを教えられたり、本人の興味を最大限伸ばしてもらったり。

今まで日本の義務教育で最も大切にされてきた学力(認知能力)ではないそれ以外の能力、非認知能力の大切さは、最近やっと注目されてきたそうです。

きっと今、自己実現できている人、自分の能力や個性を最大限に活かし、社会に貢献できている人の多くは、この非認知能力が高いのだとガッテンしました。



参考:5歳までのしつけや環境が、人生を決める
   学力だけじゃダメ? 社会で成功するために必要な「非認知能力」5つ
   〝やる気〟を育て頑張れる子に!|知育に必要な5つの価値
   社会的知性(SQ)
   頂点を極めた人々に共通する「規則性」
   好きなことを忘れてしまった中学時代。 でもある友達のひと言が、ぼくを目覚めさせた
   就学前教育カリキュラム(教育庁)
   


1.28.2016

将来的にどうしていきたいですか?

「将来的にどうしていきたいですか?」と時々聞かれます。

会社の規模は、支持率に比例すると思っています。支持率が低ければ、衰退していくし、支持率が高くなっていけば、大きくなっていく。それだけのことだと思っています。スガイワールドを将来的にどうしたいか考えているのですが、それができるか、できないかは皆さんの支持を頂けるかどうかだと思っています。

もし、スガイワールドの事業を引き継ぎたいと思ってくれた人がいて、その方が鈴木さんなら、スズキワールドをやって頂いてもよいと思いますし、佐藤さんなら、サトウワールドをやって頂いてもよいと思います。


話は変わりますが、近年、格差社会の問題が取りざたされています。「格差社会の衝撃」という本には、社会を健康にするには、“自由・平等・博愛(すべての人を等しく愛すること)”が重要だと書いてありました。言論や行動、学問の自由があり、何かを持っている人は、持っていない人へ提供したり、宗教や人種、価値観の垣根を越えてお互いを尊重したり。そもそも性別や人種、宗教や価値観は、白や黒やグレーではなく、虹色のように無限の色があるのだと最近知りました。

人は卑下されたり、バカにされたりすると腹が立ち、暴力や武力衝突を起こすそうです。詰め込み教育に適応できない学生がバカ扱いされ学級崩壊を起こしたり、自分たちの宗教を尊重されず、腹が立ち武力衝突を起こしたり。


ぼくは、田舎で育ちましたが、なかなか教育の質がよいとは言えないような田舎で、幸運にも親から惜しみない教育の機会を与えてもらいました。それでなんとか今こうして自営で会社をすることができていると思っています。

しかし、自営で会社をやりたいと思っても、なかなか簡単なことではありません。ぼくは、幸運にも、先輩や、志の同じような方との出会いに恵まれました。しかし、そういった機会になかなか恵まれず、どうしたらよいか分からず、1人で苦労されている方もいらっしゃるかと思います。そこで、将来的には、志のある方に対して少しでも協力できるようになりたい考えています。

今までの教育現場は、40人の生徒に対して1人の先生というあまりにも効率重視で理想的とは言えない体制でした。

優れた教育とは、1人の子どもや人に対して、多くの大人や先生が見てあげることができることだと思っています。

その子の特長を自分と他人が共に発見し、それを最大限伸ばせるように努力すること。

今までは難しかったことも、少子化や技術の進歩により、1人の子どもや人に対して、多くの大人や先生が見てあげれるような可能性が出てきたと思っています。


参考資料:「才能を引き出すエレメントの法則」「才能を磨く

12.07.2015

失敗したこと

人の失敗談を聞くと「色々みんなも苦労しているんだ、失敗しているのは自分だけじゃないんだ。」と気持ちが楽になるので、これを読む人の気持ちが楽になるように、自分の失敗談を残しておこうと思います。

筋を通さなかった
営業の人を通さず、直接下請けの人に連絡してしまい、猛烈に怒られた。

ホームページで取扱店を掲載しているのをなぜか怒られた
「店舗ごとお取扱い商品、在庫状況が異なります。」と明記しているのですが、「なんでホームページに取扱店と載っているのに商品の取扱いがないんだ!」というクレームがお客様からお店にあるらしく、そのクレームがこちらにきた。

データ上と実際の在庫数が違った
データ上は在庫があるのに実際には無く、その旨をお伝えし、怒られた。このようなことがないようにかなりの頻度で棚卸しをしているのですが。

メーカーの都合で流通網を整理し怒られた
流通網をコントロールするのはメーカーの仕事だと思うのですが、こちらで調整していたところ、その事情を丁寧に説明したが、とある問屋さんがそれを気に入らず猛烈に怒られた。

他にも数えきれないほどの失敗があるのですが、失敗したことはすぐに忘れます。ぼくは気がすごく小さいので、忘れないと滅入ってしまって、立ち直れなくなります。記憶力が悪くて本当に助かりました。


誰かの気分を害するようなことをするとトラブルの原因になります。
一つ一つ丁寧に仕事をやろうと努力していますが、忙しかったり、せっぱ詰ったりすると大概問題が起こります。こちらになんの落ち度がなくてもなぜか怒られるときもあります。

誰にでも必ず試練が訪れます。

人生は甘くはなく、つらいということは誰だって分かっています。だからこそ、人生には夢やファンタジー、歌や笑いが必要なんだと思います。

ネガティブなことがあふれるこの世界をポジティブにしたい。

困難にくじけないように、なんとかがんばっていきたいと思います。

11.14.2015

ぼくがハイモジモジさんを尊敬する理由

皆さんは、「デングオン」という商品をご存知でしょうか。2010年創業の夫婦二人のユニット、ハイモジモジさんが作った商品です。動物の形をしたメモで、メッセージを書き、パソコンのキーボードの隙間に立てておけるものです。一度は目にしたことがある方も多いと思います。

その「デングオン」は、文房具業界では「キーボードメモ」と呼ばれ、「キーボードメモ」という新しい概念、文化を文房具業界に築き上げたすごい商品です。今では「デングオン」を模倣した商品がさも当たり前のように出回っており、文房具業界の悪しき習慣の洗礼を受けています。

世間ではハイモジモジさんは、文具メーカーという認識をされているかもしれませんが、ぼくは、ハイモジモジさんは、ただの一文具メーカーではなく、カルチャーメーカー、つまり文化を作り出そうとしている唯一無二の会社だと思っています。

文化とは生活様式、人々の生活の中に自然と組み込まれていることです。

例えば腕に巻くメモ「リストイット」。“メモを腕に巻く”という何気ないことに思うことかもしれませんが、その“何気なさ”を作り出すということは本当にすごいことです。

気持ちを伝えるチップ「キモチップ」。チップというと現金を渡すことが当たり前かもしれませんが、「キモチップ」は、気持ちを伝えるメモをチップの代わりに渡すという小粋なものです。現在は、地方の方言をあしらったご当地キモチップを企画されており、キモチップを日本の一大文化に築き上げようとされています。

新しい文化を築くには並のことをしていては不可能です。

他がしない、しようとも思わないこと
発案者しか成功するとは思わないようなもの
しかし発案者は、発案したものの成功を強く信じて疑わないこと

以前、ハイモジモジのお二人にお会いしたとき、「自分たちはなぜ世の中がこうなっているのか、いつも疑問に思うんです。」というようなことをおっしゃっていました。

何気なく疑問に思うことが多いそうなのですが、誰でも当たり前だと思って疑わないことに疑問を持ち、行動し、更にそれを経済活動にできるということは、本当にすごいことだと思います。

普通の人であれば、日々の生活に流され、考えることから逃げてしまうようなことから逃げ出さず、いつも向き合っているのです。

それがハイモジモジさんが新しい文化を創ることができるカルチャーメーカーである理由だと思います。

文化を消費する側ではなく、新しい文化を創り出そうとしているその前向きな姿勢にいつもとても刺激を受けています。


そして今日もハイモジモジさんは、新しい文化を築き上げようと奮闘しています。


7.05.2015

なぜ値引きをしないのか

なぜ値引きをしないのか、間接的に聞かれるときがあります。
一言で言えば、「値引きをしても、よいことはないから。」です。

値引きを要求してくる会社は往々にして、商品を使い捨てにします。そのシーズンで仕入れた商品は、そのシーズンで全部売ってしまおうとします。ちょっとでも仕入れた商品が売れ残れば、50%引きなどのワゴンセールにして全部売り払ってしまいます。それでは今まで弊社の商品を大切に取り扱って頂いてきたお取引先様に申し訳ありません。

今まで弊社は有難いことに、とてもよい取引先様との出会いに恵まれてきました。2011年から変わらず商品を大切に売って頂いているお取引先様が少なからずいらっしゃいます。そのようなお取引先様は、決して「商品を沢山買うんだから、もっと値引いてくれ。」と言ってはきません。こちらから何らかのお礼をしたいほどです。でもそのお礼は金銭的なものではなく、新しいPOPを送ったり、商品の掲載事例を送ったり、直接お店に伺ってお話を聞いたり、少しでもお店の役に立てるようなことはないかと考え、行っています。

展示会に出ると、たまに大口の取引のお話を頂くことがあります。そんなときに限って値引きの話がやってきて、困ることがあります。

二宮尊徳さんはこんなことを言っていたそうです。
「遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す」
つまり、目先のことにとらわれれば、貧しくなり、物事を長い目で見ることができれば、富むことができる、ということです。本当にその通りだと思います。

スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルさんが行った有名な実験で「マシュマロ・テスト」というものがあるそうです。マシュマロを今すぐ1個もらうか、それとも少し我慢して、あとで2個もらうかの実験だそうです。我慢できた子は、大人になったときに高い収入を得ていることが分かったそうです。(自分が子どもの頃、マシュマロを我慢できたかは全く自信がありませんが…)

目先の売上げに目がくらむこともありますが、それは、長い目で見れば、徳にならないことかもしれません。今の会社の規模には見合わない毒にもなりえます。

また、小方功さんの本にこんなことが書かれていました。
「お金を増やすのではなく、信頼してくれる人を増やす」
このことも今の自分にとってはとても重要だと思いました。目先の売上げだけにとらわれることなく、長い視野で、信頼してくれる人、信頼できる人との関係を大切にする。
売上げは上がったり、下がったりしますが、信頼してくれる人の数は、真面目に努力し続けるかぎり、確実に増え続けるものだそうです。

本当はもっと大きな売上げを上げて大きな利益を出し、人を呼んでも恥ずかしくない場所を借りたいですが、今は見栄を張らず、一歩一歩まじめに実直にやっていくことが大切だと考えています。

6.02.2015

文具メーカー 一覧(これは文具ですか?バラエティー商品ですか?)

2011年にスタートしたスガイワールドですが、スガイワールドは当初はデザイン雑貨メーカーとして事業を進めようと考えていました。ところが近年日本は文具ブームです。現在、文具専門雑誌は、ファッション雑誌のごとく実にたくさんの出版社から刊行されています。文房具は、テレビでも多々特集が組まれ、大きくメディアを賑わせています。そこで、弊社は早速に文具業界へ乗り込もうと方向転換し、現在の文具と雑貨の間を行き来するメーカーとなりました。なので時々「これは文具ですか?バラエティー商品ですか?」とよく聞かれます。

文具業界はとても寛大で、比較的どのようなメーカーでも温かく迎え入れて下さいます。そのような業界はなかなか無いのではないかと思います。しかも小さなメーカーであろうと大きなメーカーであろうとあまり垣根もなく、本当に文具好きな方が多く、少し話してみれば、簡単に意気投合してしまう雰囲気もあります。

2011年にスタートした弊社ですが、おかげさまで少し名前を知って頂けるようになってきました。「ひげ付箋」の、と言うと分かって頂く方もいらっしゃいます。こちらを知って頂いているのですから皆さんを知らないわけにはいかないということで、ここで文具メーカーの皆さまを一度おさらいさせて頂こうと思いました。
比較的小規模でやられている方々から、大企業まで勝手にご紹介させて頂こうと思います。(敬称略/アイウエオ順)

小規模文具メーカー
あたぼう 中小企業診断士佐川博樹氏考案のスライド手帳
icconico オリジナルマスキングテープを中心に坂本マリさんが企画製造するブランド
Kino.Q 代表作はメジャーの形をしたマフラー「メジャーマフラー」
スガイワールド 代表作はひげの形をした付箋「ひげ付箋」
nombre 文房具「水縞」と布もの雑貨「プルンニー」のブランドを展開
HI MOJIMOJI 代表作はキーボードに立てるメモ「デングオン」
ボンブーグ 代表作はペンの先に造花の付いたペン、ボタニカルペン
Beahouse ハイパー文房具クリエイター アベダイキ氏のステーショナリーブランド
yuruliku 東京、御茶ノ水にて文具レーベルとしてオリジナルプロダクトを製作

中堅文具メーカー
伊藤バインダリー 折加工、綴じ加工の製本
岩橋印刷株式会社 PROGRAFのメーカー
カール事務機 パンチ、製本機ほか事務機器・文具のメーカー
カモ井加工紙 言わずと知れたマスキングテープmtのメーカー
カミテリア 紙をインテリアにする会社
カンミ堂 製餡所『甘美堂』(かんみどう)屋号を引き継いだメーカー
学研ステイフル 知育玩具などのおもちゃ、キャラクター文具 代表作はニューブロック
クツワ 定規・コンパス・粘土など学習用文具
神戸派計画 大和出版印刷が運営する紙製品メーカー
サカモト ファンシーグッズ、文具メーカー キャラクターボールペンが人気
シード 消しゴム、修正テープを専門的に製造する、日本の文具会社
デビカ 愛知県名古屋市の文具・事務用品製造メーカー 近年がメクリボンが人気
ペパラブル 石川県金沢市にある印刷会社山越とアートコミュニュティKapoによる共同開発プロジェクト
ビジョンクエスト 大阪を拠点とする面白文具メーカー(※2016年倒産)
ヒノデワシ 消しゴムのメーカー
ビバリー ジグソーパズルやゲームのメーカー 近年は「ココサス」が人気
平和堂 紙製品総合メ-カ-
ライオン事務器 事務用品とオフィス家具の総合メーカー

大企業文具メーカー
キングジム オフィス、家庭用の電子文具メーカー
コクヨ 文具やオフィス家具メーカー
デザインフィル 文具ブランド「ミドリ」を筆頭とする総合メーカー
サクラクレパス クレヨン、絵の具の他、筆記具のメーカー
サンスター文具 楽しく便利な製品を幅広く生み出す文具メーカー
シャチハタ 印章、スタンプ台、筆記具のメーカー
マークス カジュアルダイアリーなどの手帳や文具、インポート雑貨
マックス ホチキス・機工用エアネイラーのメーカー
マルアイ 文具日用紙製品と産業用包装資材のメーカー
マルマン ノート・ルーズリーフ等の製造と画材の輸入
三菱鉛筆 ボールペン、シャープ、サインペン、鉛筆のメーカー
パイロット ペンなどの筆記具と宝飾品
PLUS 事務用品卸から自社工場を持つ総合メーカー
レイメイ藤井 紙・文具・事務機の総合商社

こちらにご紹介させて頂いた以外にも本当にたくさんのメーカーがあります。

スガイワールドは、こちらにご紹介させて頂いたメーカー様と戦うのではなく、文具なのかバラエティー商品なのか分からないような、スガイワールド独自の路線を貫き、世の中がもっと夢と想像力が溢れるような商品をご提案していきたいと考えております。

5.31.2015

企画ってどうやって考えてるんですか?パート2

「どうやって企画を考えているんですか?」と結構聞かれることがあります。色々と企画を考える手法はありますが、結局は、日々「常に企画を考える」に越したことはないと思います。アイデアマンと言われる人は「24時間企画を考えている」と答える人が多いと思います。「自分はアイデアが浮かばない」と思っている人は、常にアイデアを考えられていないのだと思います。
ぼくが実践している企画を考える上での3つのポイントをご紹介したいと思います。

1)毎日考える
ぼくが考える商品は、突然思いついた企画なのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも企画は決して突然に浮かんだりするものではありません。企画とは、「これまで無関係と思われていたものの間に関係があることを発見すること」だと思っています。いつも頭の片隅には商品企画のことがあります。街を歩けば、「このアイデアが自社の商品に活かせないか」「自分ならこのアイデアをどのようにアレンジするか」などを常に考えています。とくに新しい商業施設の散策や、海外の展示会、海外旅行などは、すべてのことが目新しく感じるので、企画を考える絶好の機会だと思います。

2)本を読む
本を読むことは、書いた人と出会うことだと思っています。東京は、日本で出版されているほとんどの本が無料で読むことができます。東京都中の図書館から本を借りることができます。それを活用し、少しでも気になった本は、片っ端から借りて目を通します。借りても自分の為にならなそうな本は、そそくさと返却します。ちょっと役に立ちそうな本は、役に立ちそうな箇所だけを読みます。とても役に立ちそうな本は、注意深くメモを取りながら読みます。活躍した人の伝記は、参考になる箇所が多々あります。自分にどう活かすか考えながら読んだり、役に立ちそうな箇所のメモを取ったりしながら読むことはとても大切だと思っています。

3)アイデアを貯める
アイデアは、蝶のようにふわふわ飛んできては、すぐにいなくなってしまうものです。少しでも何か思ったときは蝶を網で捕まえるように、即座に捕らえなければいけません。よく「自分もそんなアイデアを考えていた」という方がいらっしゃいます。でも考えていただけの人は、アイデアを捕まえてはいません。アイデアを本当に捕まえている人は、アイデアを何かしらのカタチに残しています。考えたことがあるだけなのか、それとも何かしらカタチに残しているのかはとても大きな差があります。
ぼくは、2007年くらいから発明ノートと題したアイデアノートを書き溜めています。今までの商品はすべてその発明ノートから生み出されたものです。まず、少しでも自分なりに思いついたり、気づいたりしたことがあれば、即座にケータイのメモ機能にメモを取ります。ぼくが尊敬する佐藤オオキさんや鈴木康広さんもやっているらしいです。ケータイのメモがある程度たまってきたら、発明ノートにイラスト付きでそのアイデアを残しておきます。次の商品に取りかかる場合は、約20冊あるその発明ノートをパラパラとめくり、商品化するものを選び出します。

商品企画とは、「ガラガラポン」です。ガラガラポンとは、イベントなどで使われるくじのことです。中に玉がたくさん入っていなければ、楽しくありません。企画も同じで、ガラガラの中(頭の中)にどれだけポンと出せるアイデアの玉を入れておくことができるかが大切です。たくさんの玉を入れておき、必要なときにガラガラし、ポン!と出せるか、なのです。


参考書籍「アイデア・バイブル

5.08.2015

成功する人とは

成功する人は、

成功するまであきらめない。
考えることから逃げない。
人一倍努力する。
前代未聞への挑戦を楽しむ。
失敗からの立ち直りが早い。
失敗から学ぼうとする。
あせらない。
計画→実行→改善を繰り返す。
自分で自分の限界を決めない。
物事を決めつけない。
他の成功者を追いかけない。
どこにもない会社、製品を作ろうとする。
真面目、正直、公平。