12.25.2013

自分インタビュー

テレビや雑誌でインタビューをされている人がかっこよかったので、思い切って自分にインタビューをしてみました。

Q1.スガイワールドをはじめようと思ったきっかけは?
デザイン会社で企画営業をしていたときにストレス解消目的で、発明ノート(企画書)を書いていました。その中の一つの企画が同僚の目に留まり「それすごくおもしろいね」って言ってくれたんです。会社のみんなをメガネに例えるとどんなカタチか、という企画なんです。その企画を会社のみんなも喜んでくれて、実際にそのメガネを厚紙で作ってみんなで記念写真を撮影しました。その出来事がきっかけで、社会人生活で封印していた自分の創作欲が爆発しました。色々企画を考えていた中で一番最初に商品化したのが「ひげ付箋」です。そこからスガイワールドが始まりました。

Q2.ブランドのコンセプトを教えてください。
世界にもっと夢と想像力を!“give imagination and dream to the world
夢と想像力に限界はありませんし、重いものでも軽いものでもありません。それは、ふわふわしているけど、人を自由にすることができます。夢と想像力は、何にも縛られない自由なもの。ぼくと皆さんの夢と想像力の力で社会をもっと自由で夢溢れるものにすること。それがブランドのコンセプトです。
あと基本理念として“Happy Design Gifts Maker.”というものを掲げています。“Happy” 作る人、使う人を幸せにできるか、“Design” 目的に対して機能するか、“Gifts” 誰かのギフトになりえるか、“Maker” 今までにないよいものを作り出せているか、です。

Q3.ご自身のブランドの強みはなんですか?
重力にとらわれない自由な発想から生まれた、クスッと笑えるような遊び心溢れるもの。
100%自社商品企画開発した商品で、安全な材料を使用し、関わる人をハッピーにする商品です。手軽に遊べて、可愛く、機能性があるというところがブランドの強みです。

Q4.デザインで影響を受けたものはありますか?
日本や海外のデザイン、雑誌、街、雑貨、風景などあらゆるものからたくさんの影響を受けています。スイスのフルグロ、オランダのドローグデザインやニューヨークのエリアウェアキッカーランド佐藤雅彦さんなど、それ以外の方からも本当にたくさんの影響を受けています。

Q5.コレクションしているものはありますか?
自分では発明ノートと読んでいる企画書があるのですが、現在17冊あります。一冊におそらく50〜100個の企画を書いています。電車の企画から傘の企画まで、日々たくさんの企画を書き留めています。あえて言うならそれが集めているものです。

Q6.ブランドのこだわりを教えてください。
スガイワールドの商品は、老若男女、世界中の方に向けて作っています。
また、スガイワールドの商品を作る人、使う人がハッピーになれるように心がけています。例えば、製造時の内職は障害者の方に依頼していたり、製造の協力をして頂く方に無理な値下げ要求は絶対にしません。
あと、ぼくが企画、製造するものは、ほぼすべて量産品なのですが、無駄な量は決して作らず、できるだけ環境に配慮したいと考えています。変装しおりは、比較的リサイクルが容易なペットボトルの素材のPETを使っていたり、来年2014年の春に発売予定の新商品は、ほぼすべてリサイクルペーパーでできています。

Q7.これからの夢や、やってみたいことはありますか?
これからも遊び心溢れるユニークな商品で皆さんに喜んで頂けるようにスガイワールドの活動を続けていきたいです。2014年にスガイワールドエキスポというスガイワールドの商品で遊びまくるイベントを考えていましたが、資金面を考えるとまだ先の話になりそうです。

Q8.最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
いつもスガイワールドの活動にご支援と応援を本当にありがとうございます。皆様のお陰でなんとかスガイワールドを続けることができます。これからも「世界にもっと夢と想像力を!」をミッションとして、遊び心溢れるユニークな商品をたくさん発信していけるようにがんばりますので、今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

12.22.2013

SUGAI WORLDの発想法

SUGAI WORLDは、「想像力に重力はなく、だれもが面白いユニークな発想ができる」と考えています。当初は、自分が独自の発想法で企画を考えているのかなと思っていましたが、1980年代のアメリカにオズボーンさんという発想法の先駆者がいたことを知り、その人がとてもわかりやすく発想法についてまとめていました。まずは、「できない」と思う心から脱出し、限界を決めず、前向きに発想法の技術を利用することで、誰もが面白い発想をできると考えています。以下にその発想法を紹介します。

1)ほかの利用法を考えてみる Put to other uses
例えば、石鹸を彫刻の材料に、消しゴムを加工できる玩具にしてみるなど

2)何かを参考に(借用)してみる Adapt
例えば、“今月の推薦図書”を“今月の推薦文具”にしてみるなど

3)(形や方法、色や温度、動きや香り)ちょっと変えてみる Modify
例えば、ゴムをパンのように膨らませてスポンジゴムに、黒い家電をゴールドやミントグリーンにしてみるなど

4)極端に大きくしてみる Magnifty
例えば、ネックレスのチェーンを鎖のように大きなキーチェーンにしてみるなど

5)極端に小さくしてみる Minify
例えば、薄く切ったパン、ペンのように小さな傘にしてみるなど

6)置き換えてみる、代用してみる Substitute
例えば、タバコを飴に、鉄製スプーンを紙製スプーンに、洗濯機を食器用にしてみるなど

7)(順番や位置の)配置を換えてみる Shuffle
例えば、上にある照明を下の照明に、自分の誕生日に両親へのプレゼントをしてみるなど

8)組み合せてみる Combine
例えば、お酒とキャンディ、ペンと消しゴム、シャツとズボンを組み合せてみるなど
(出典:Alex Osborn(1987)your creative power 邦題:「創造力を生かす」)

SUGAI WORLDの「ひげ付箋」は、付箋を“付けヒゲ”に置き換え、「エリング」は、シャツの襟を小さくし指輪に、「虹色めがね」は、メガネのレンズをプリズムが見えるレンズに代用し、「ゆびわゴム」は、堅い指輪を反対に柔らかくしてみたものです。こんな風にだれもが、発想法を使えば、自由な発想ができると考えています。

12.20.2013

デザインの料金の相場は?

「デザインの料金ってよく分からないんだよなあ」という話を聞くことがあります。

デザイン料とは、デザイナーに対してのデザインの使用料です。
デザインは、デザイナーが放棄しない限り、デザイナーから著作権は離れることはありません。(ただし、企業に属しているデザイナーの著作権はすべて企業のものです。)
デザインの使用料をデザイナーに支払い、借りる、または買取るという考えです。

工業製品の場合は、ロイヤリティー(使用料)での支払いが一般的かと思います。製品・サービスの売れ高に対して支払う方法です。本を執筆した際、対価として支払われる印税もその一つです。なぜロイヤリティー(使用料)での支払いになるかと言うと、工業製品は、長ければ数十年デザインを使い続けることになるからです。
ロイヤリティー(使用料)は、上代(小売価格)の数%、または下代(卸値)の数%を支払います。下代(卸値)の3~5%がロイヤリティー(使用料)の相場のようです。その他にデザインの提案料として初回に3〜10万円程度発生する場合もあります。

ロイヤリティの掛率や販売個数によって数字が大きく異なります。年間どれだけ売る見込みなのか、何年間売り続ける予定なのか、どれだけの対価がほしいかなど、依頼者とデザイナーの協議の上、案件ごとに、臨機応変に取り決められているのが現状かと思います。

工業デザインではなく、グラフィックデザインであれば、例えば1人のデザイナーを丸一日拘束するぐらいの作業量だと、3〜5万円が適正かと思います。これは、あくまでもデザインだけの場合です(この費用に、企画をするプランナー、原稿を執筆するライター、写真を撮影するカメラマンの費用は、含まれていません)。企画も原稿も撮影もお願いしたいということであれば、この金額にさらにその費用がプラスされます。売れっ子デザイナーということであればデザインだけで、10〜100万円ということもあるかと思います。この費用の中には、コンサルタント費用も含まれている場合があります。どれだけそのデザイナーが市場価値が高くなりそうなデザインを提供してくれるか、ということが支払い額の判断基準になるかと思います。

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が提供している料金基準表もあります。
JAGDA制作料金算定基準

デザインを依頼する方も、依頼される方も、よりよい関係を築き、末永く継続してお付き合いできるのがよいと思います。なのでデザインの料金は、お互いに無理のない範囲で、お互いの話し合いの中で、取り決めるのがよいと思います。

東京都中小企業振興公社が提供しているデザインについての資料もあります。
デザイン活用ガイド

12.19.2013

マーケティングとは

マーケティングとは、製品・サービスを取り巻くすべてのことです。マーケティングは、データではなく、コミュニケーションだと考えています。この製品はいいですか?値段は問題ないですか?どこで手に入れたいですか?製品のことは分かりますか?ということを確認していくことだと考えています。

マーケティングの具体的な内容としては、 Product(製品)Price(価格)Place(販売場所・流通)Promotion(宣伝、販売促進)の四つに情報に分けられます。このすべての項目において、バランスよく計画、実行、改善できることが、経営にとって重要なことのようです。

Product(製品)は、
どの市場のどの顧客に対してどんな製品・サービスを供給しようとするか。そしてその開発・製造・仕入れをどうするか。独創性、機能、品質、発売供給スピードを企画検討します。具体的には、製品ラインナップ、品質、デザイン、製品特長、ブランド名、パッケージ、大きさ、保証、返品、モデルチェンジなどです。

Price(価格)は、
提供する製品・商品・サービスの価格は適正か、競合するものに対して競争力にある価格か、競合価格にしても十分採算が取れるかを企画検討します。具体的には、定価、利幅、支払い期限、支払い条件などです。

Place(販売場所・流通)は、
どのような流通経路・チャネルを通してどこで販売するのか、販売するきっかけをどうつくるのか、納期、入手しやすさを企画検討します。具体的には、流通経路、流通範囲、販売分野、販売店舗、揃え、在庫、輸送手段などです。

Promotion(宣伝、販売促進)は、
販売数量を伸ばすために、どのような販売促進活動を行うのか、広告・宣伝・パブリシティの活用方法はどうするのか、ブランドイメージはどうするかを企画検討します。具体的には、広告、PR、POS、人的販売などです。

ただマーケティグだけでは、皆さんに喜んで頂ける商品にはならないと考えています。皆さんに驚きや感動をして頂ければ面白くありません。マーケティングはあくまでも確認の作業だと考えています。

資料:コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント

12.14.2013

創造的になる下準備

「どんなとき企画を考えてるんですか?」と聞かれるときがあります。実は、企画は24時間四六時中考えているんですが「24時間考えてます。」というとなんかつまらない答えだなあ、と思われそうなので、「電車の中とかですかねー。」なんてお答えします。

ウォール・ストリート・ジャーナルに創造的になるための10の具体的方法が紹介されていたそうなので、ちょっと面白かったので、ご紹介します。

1)青色を使う。何でもかんでも青色を使うと創造性がかき立てられるそうです。
2)ふらふらの状態になる。睡眠不足などでふらふらになると創造性が増すそうです。個人的にはこの方法は嫌です、笑。
3)昼間から空想にふける。昼間から、あれこれ哲学的に空想するとよいそうです。
4)自分が子どもになったつもりで考える。自分が7歳だと思って考えようとするなど。
5)よく笑う。お笑い番組を見た後は、創造性がアップするそうです。
6)自分が遠くにいると思って考える。日本に住んでれば、南米やアフリカなど。これ結構、難しいですよね…。
7)分かりやすい言葉を使う。難しい言葉を使う人は、自分を偉く見せたいから、と聞いたことがあります。想像力を働かせるためにはそんな鎧いらないですよね。
8)デスクから離れる。とりあえず、離席し、外へ散歩でも。確かに、あれこれ社内で悶々と考えているデザイナーよりも、外へよく出かける営業の方の方が創造性が増しそうです。
9)海外で生活をする。海外で生活することが難しければ、短期の海外旅行か国内旅行でもよいですね。
10)大都市に移住する。都市には、色々なアイデアが戦いせめぎ合ってますからね。

12.12.2013

プロモーション(広報)について

プロモーション(広報)とは、情報発信を行うことです。
つい最近まで、プロモーションには、実に多様な種類があり、必要に応じて使い分けるものということを知りませんでした。プロモーションとは、どのような種類と内容があるのかまとめてみました。

プロモーションには、広告、PR(パブリックリレーション)、人的販売、SP(セールスプロモーション)の4つに分けられるそうです。

1)広告
料金を支払って製品、サービスの情報を発信する。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、SNS、折り込みチラシ、ポスター、看板、ノベルティー、ダイレクトメールなど。

2)PR(パブリックリレーション)
社会的に取り上げてもらうことをねらった情報提供活動のこと。
プレスリリース、展示会、発表会、インターネットニュース、年次報告、コンペティション、授賞式、スポーツおよびコンサートなどの協賛、お祭り、お寺でのイベント、ゆるキャラなど。

3)人的販売
顧客との直接的な会話を通じて製品、サービスの情報を伝える。
販売員による店頭、街頭での商品説明、個別カウンセリング販売など。

4)SP(セールスプロモーション)
製品、サービスを直接触ってもらい製品、サービスを伝える。
クーポン、おまけ、景品、懸賞、増量、サンプル配布、リーフレット、商品展示、見本市、フェアなど。

個人であろうが、商店街のお店であろうが、あらゆる人に使えそうですね。会社の広報部の方は、このような多種多様なものから、自社の製品、サービスに適した費用対効果のよいものを選び、組み合わせ、どう発信していくかを日々考えているのですね。

12.11.2013

おすすめの本はありますか?

ぼくは、大学時代から本を習慣的に読んでいます。高校生までは、フィクション以外の本は、宇宙関連の本しかないと思っていました。社会人になってはじめて、自伝やビジネス書があることを知りました。そのことを知ってからは、気になる人の自伝やマーケティングの本など、仕事のためになりそうと思った本を読んでいます。現在住んでいる世田谷区は、読みたい本があれば、世田谷区内にあるすべての図書館から、最寄りの図書館まで取寄せることができるので、かなり重宝しています。

ぼくにとって本を読むことは、本を書いた人と対話することであり、自分なりの考えを作ることだと思っています。だいたい1週間に2冊ぐらい読んでいます。休日はランニングした後、本をずっと読んでいます。ある期間に何冊読むかなど、全くどうでもいいと思っています。肝心なことは、いかに本の著者と対話するように読み、自分なりの考えを紡ぎ出すかだと思います。すごく考えさせられたり、大切なことだなあ、と思うことが書いている箇所を読んだときは、そのページを開いたまま、2、3分考えたり、1枚の紙に概要をまとめたりすることもあります。
今まで読んだ本の中で、すごく好きな本が何冊かあります。

タイトル:あなたには夢がある/著者:ビル ストリックラン/出版社:英治出版
スラム街で育ったビルさんが、陶芸との出会いを機にアトリエを開き、若者に生きる希望や勇気を与えるスクールを開校するまでの話です。このスクールは、MANCHESTER CRAFTSMEN’S GUILDとして現在も開講しています。ジャズとコーヒーの香りを感じるような、とても心地よく、夢と希望を与えてくれる本です。

タイトル:スターバックス成功物語/著者:ハワード シュルツ/出版社:日経BP社
だれもがご存知のスターバックス最高責任者のハワード シュルツさんが、自身の生い立ちから、スターバックスを世界的なコーヒーショップチェーンにするまでの話です。ハワードさんの生い立ちは、決して裕福な家庭ではなかったそうですが、常に高見を目指し、情熱的に戦い挑んでいる姿に感銘を受けました。

タイトル:20歳のときに知っておきたかったこと/著者:ティナ・シーリグ/出版社:阪急コミュニケーションズ
ティナさんは、アメリカ、スタンフォード大学で起業家育成塾というクラスをしているのですが、イノベーティブな発想をする手法をとても分かりやすく紹介しています。ぼくに、「ユニークな発想をするにはまず、不可能だと思わないこと」という大切なことを教えてくれました。

タイトル:創造力を生かす/著者:アレックス・F. オスボーン/出版社:創元社
人が発想するということについてまだ謎だった時代に、具体的事例をまじえ、体型的に分かりやすく説いている素晴らしい本だと思います。現在書店には、発想法を書いたたくさんの本がありますが、どうもこの本を元にしている本ばかりのような気がします。それほど、先駆的な本だと思います。


本には、3種類の本があると思います。
1、買われるためだけに作られたもの
2、オレかっこいいだろ、とだけ言いたいがために作られたもの
3、世の中のために作られたもの

商品も同じですが、皆さんには本当に世の中のために作られたものを選んでほしいと思っています。

12.10.2013

ぼくがビジネスを好きな理由

皆さんは、ビジネスにどんなイメージをお持ちですか?ビジネスというとお金やお金儲けのイメージもありますよね。でもぼくは、ビジネス=お金儲けだとは思っていません。ビジネスは、人を助けることであり、社会の役に立つことによって報酬を頂くことだと思っています。そして、ビジネスにおいて成功のチャンスは、誰にでも与えられていると思っています。

ビジネスを成功させた方に、ケンタッキーフライドチキンを世界に広めたカーネルサンダースさんや、スターバックスの社長ハワード・シュルツさんなどがいますが、ビジネスを大きく成功させたにも関わらず、お二人が育った家庭環境は、決して裕福ではありませんでした。自身の卓越した信念と情熱と努力で世界的企業を作り上げました。

バルブ崩壊や格差社会を経験している今の日本の社会は、ビジネスという概念に偏見がありすぎるような気がします。その代わりに、非営利団体のNPO法人が注目され、NPO法人を立ち上げる若い人たちがどんどん出てきているような気がします。非営利のNPO法人ももちろん社会に必要かと思います。しかし、市場経済に打ち勝ち、たくさんの利益を生み出し、社会に利便性と納税というかたちで貢献している一流企業が、日本に存在することによって、国が潤っているのは明らかだと思います。

企業の社長ともなれば、私腹を肥やし、スポーツカーや豪邸に住んでいるイメージもあるかもしれません。しかし本当の一流企業の社長は、スポーツカーに乗ってなければ、南国で遊び放題なんてことをしている人は見たことがありません。どの一流企業の社長も、世のため人のため、ほぼ365日働き続けています。社長が私利に走れば走るほど、社会に必要とされなくなることを重々知っているのだと思います。
企業は、ビジネスとしてある限り、決して個人のものではなく、社会のためなのだと思います。

もし、自分自身がもうすでによい暮らしができているのであれば、それは誰かのおかげであり、もし、よい暮らしができてないと思うのであれば、ビジネスで人の役に立つことによって、得ることができるかもしれません。

ぼくは、社会に必要でない人はいないと思っています。ビジネスは、そのことが証明できることなのではないかと思っています。ビジネスのチャンスは、お金があってもなくても、学歴があってもなくても、若くても若くなくても、誰にでも与えられていると思っています。そのことがとても魅力的だと思っています。

12.09.2013

wordpressについて

みなさんは、ホームページってどう作ってますか?ぼくは、wordpressという無料のサービスを利用しています。そのwordpressを自分が借りているサーバにインストールし、トリプルシップスさんという会社が以前提供していた"tanzaku" というテーマをお借りしました(残念ながら現在は、テーマの提供をやめられたようです)。なので、作っているというよりは、システムをお借りしているというか、ほとんどデザインはいじっていません。やったことは、サイトのヘッダー部分を自分で作った画像に差し替えたぐらいです。

wordpressというシステムはパソコンソフトが不要で、全くの無料で利用することができます。ブログのように簡単にページを更新できたり、テーマと呼ばれるたくさんのデザインも無料で配布されていてとても便利です。
自分が借りているサーバにwordpressのデータを入れるということができないとちょっと難しいのですが、もし、ちょっとがんばれば、借りているサーバ内のデータをいじれるかも、という方にはおすすめです。

wordpress
wordpressのテーマ

おすすめのテーマ
Wpshower

12.07.2013

商標について

商標とは、商品やサービスにつけるマークのことです。よく「商標って、ロゴタイプ(文字)を登録することなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも「ロゴマークがどう見えるか」という“見た目”重視の登録です。

商標を取ろうか、取るまいか、迷うことはありますか?商売をする人にとっては1度は考えることだと思います。商標や特許には、先願主義というものがあって、先に申請した人が権利を認められる、というルールがあります。いわば早い者勝ちです。中国ではアップルの「iPad」という商標が某IT機器メーカーに先に取得されていたために販売停止になったことがあります。

かの有名なSONYさんも商標にはとてもピリピリさせていて、SONYというお菓子が出た時、猛烈に怒って、SONYというお菓子を販売停止にしたのだとか。爪楊枝だろうが、スリッパだろうが、日本で“SONY”という商標を取得するのはほぼ不可能だと思います。

では商標は、どのように取得するのでしょうか。まず、登録したい商標がすでに登録されていないか下記サイトで「読み方」で検索してみてください。
商標称呼検索

それで取得されていないようであれば願書を作成し、(申請についての詳しい情報はこちら→http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/e_shutugan/isdn/isdn_yoshiki.htm
特許庁に行き、1件あたり、出願料12,000円を払い、その後、電子化手数料1,900円を支払い、登録に問題ないようであれば、登録料を37,600円を払い、全部で51,500円支払い登録します。なんでこんなにお金を取るのかというと勝手な憶測ですが、あまりむやみに申請する人がいないようにするためかなと思いますが、逆にお金を持っている人はたくさん申請しちゃう気もします。先願主義なのですから、取ったもん勝ちです。

なぜ商標を取得するかは、他社とのトラブルを避けるため、商売上いざというときにトラブルにならないため、だと思います。
もうすでに、とある名称で商売、サービスをしていても、お気に入りのマークや名称を使って今後も商売をしていこうと考えるのであれば、トラブルを避ける保険という意味でも、ぜひ商標を取得した方が賢明かと思います。

12.06.2013

なぜ文具などの製造ロットは、大体1万個以上からなんでしょうか。

“ロット”とは、製造するときの最小製造数単位です。最小製造数が1万個以上からだなんてちょっと多すぎな気もしますよね。大手文具メーカーが製造する新商品の製造ロットは、最低でも1万個からというのがザラのようです。なぜ1万個以上なんでしょうか。それには、2つの理由があると思います。
1つ目の理由として、量産することによって、開発費や材料費を個数分で割るので、単価が安くなる。
2つ目の理由として、1万個以上売れるような商品でないと利益が出ない。ということがあげられると思います。
文具業界は、1万個以上を売ることができる流通を持っていないと商売にならないのだと思います。なので、文具業界や比較的安価なものを売る業界は、多くの流通を持ち合わせていないと新規参入は、とても難しいと思います。

ひげ付箋を作ったときは、そんなことは一切知りませんでした。その事実を知っていれば、尻込みし、文具業界に参入しようとは思わなかったような気もします。でも、もうこの道で行くと腹をくくったからには、今までにない、他にはない、ユニークでユーモア溢れるよい商品を送り出し、皆さんに何とかご評価頂けるよう努力するしかありません。

しかし、いいモノを作ったからといって、自ずと商品が売れるということは絶対にありません。そこには、商品を卸して頂ける方、お店に採用して頂ける方、商品をメディアで紹介したいと思ってくれる方、買って頂ける方、たくさんの方にご協力頂かなければ成立しません。

それには、「商品にどれだけの情熱を込めることができるか。」「商品を作る上で、1万個という製造ロットすべてに、どれだけの情熱を込めることができるか。」「最終的に商品を手に取るお客様まで、その熱を冷ますことなくお届けできるか。」が商品を作る上では、とても大切なのかもしれません。

12.05.2013

法人化について

スガイワールドは、個人事業なのですが、法人化(株式会社)にするメリット、デメリットとはどんな感じなのでしょうか。まとめてみました。

法人化のメリット
・所得(手元に残る額)が800万円以上だと個人事業より税率が低くなる
・信用が向上し、大きな取引の可能性が生まれる

法人化のデメリット
・所得(手元に残る額)が800万円以下の場合、税率が高くなる
・法人化申告の際、約30万円くらいかかる
・税理士または、会計士の方に必ずお世話になり、安くても月々3万円以上支払う

ということなので、所得が800万円以上になれば、法人化してもよいようです。ぼくにとっては、まだちょっと遠いですが、二人や三人で事業をやるのであれば、この所得を二人か三人で割るのですから、このくらいの額がなければ、生活は厳しいですよね、汗。

もし法人化についてや事業について困ったらこちらに相談することもおすすめです。

公益財団法人東京都中小企業振興公社(東京都管轄内)

12.04.2013

「作れること」と「それで仕事をすること」

デザイナーは、「これを作ってほしい!これをデザインしてほしい!」という要望に答える職業ですから、どちらかというと受動的な職業だと思います。でもいざ独立すると、今まで他の人に任せていた営業や、経理、広報、ぼくの場合は、それプラス、出荷や在庫管理など、すべてのことを自分で把握し、能動的に動かなければいけません。

デザイナーであると同時に経営者となれば、どのようなことが求められるのでしょうか。経営者は、常に会社のトップセールスマンでなければいけないし、会社の目標を設定し、その目標を達成するためにありとあらゆる策を考え出し、試み続ける情熱が必要のようです。

今は、ものづくりをする人が溢れ、誰でも簡単にモノを作り、簡単に発表できるようになってきたと思います。でも「作れること」と「それで仕事をすること」は、全く別の話だと思います。
素晴らしいものを作る人は、本当にたくさんいらっしゃると思います。でも、それから先の“ビジネスモデル(商売の仕組み)を作り出せるか”が本当の腕の見せ所。ある人は、お教室にしたり、ある人は、ネット販売に特化させたり。さらに広く流通させようとすれば、量産体制や品質管理、流通チャンネル、広報、出荷、在庫管理ができるかが勝負どころだと思います。

製品を市場に送り出すには、知的財産を守る、特許法実用新案法意匠法商標法不正競争防止法著作権法のほか、製造する上で大切な、PL法(製造物責任法)家庭用品品質表示法独占禁止法下請法など、「知らなかった」ではすまされない重要なこともたくさんあります。

ぼくは、ものづくりで起業できる人がもっとたくさん出てくれば、日本がもっと活性化して楽しくなると思います。ただ、ものづくりをビジネスにしていくに当たって、情報を共有したり、勉強したりする機会がまだまだ少ないと思います。なんで専門学校や大学で、「ものづくりをビジネスにするまで」を教えないんだろうと思ったりもしますが、先生自身、デザインの業務だけに特化し、自分でデザインしたモノを流通させることは範囲外、ということもあると思います。
でも、これからのデザイナーは、自分で作ったものを自分で発表し、流通させられるか、が重要になってくると思います。
ぼくは、まだまだ道半ばですが、将来は、「ものづくりをビジネスにしたい」という意欲溢れる人たちの事業を支援できるまでになれたらいいなと思っています。

12.03.2013

How many do you have SKU!

商談をしていて「SKUは、いくつですか?」と当たり前のように聞かれることが時々ありました。内心「SKUってなんだろなー、困ったなー、Sugai Kunの略でもあるまいしなあ…」と思いながら、「いくつになりますかね!」とごまかしごまかし、答えていました。
最近やっと“SKU”を調べることができました。
SKUとは、最小管理単位 (Stock Keeping Unit) の略だそうです。例えば、1つのアイテムの色が3色、サイズが2種類の場合は、1アイテム×3色×2サイズで、6SKUといった感じです。

ところでなぜ“SKU”が重要かというと、お店の棚に並べるときに、棚に並ぶ数のイメージをしやすくするためだと思います。棚には、色違い、サイズ違いで並べられます。その数を直感的にイメージしやすくするためだと思います。

最近、スガイワールドの商品は、徐々に色々なお店に採用して頂くことが多くなってきました。全商品の全種類、全SKUを商品棚に並べて頂くということは、本当に贅沢なことです。例えば、お店の売り場の一角を、仮に1ヶ月貸し切らせて頂くとしたら、その貸し切り料は、大変な金額になると思います。商品を採用して頂くということは、商品を買取って頂き、なおかつ無料でお店に並べて頂くのだから、大変贅沢なことです。本当に有難いです。

「もうこのお店のこの商品棚は、誰にも譲りたくない!」と思ったりもしますが、ここは競争社会。どなたかの商品が並んでいた貴重なスペースを譲って頂き、新たにスガイワールドの商品を陳列して頂いているのだから、いずれ誰かにスペースを取られる日がやってくるのかもしれません。多くのメーカーのセールスマンは、この貴重な商品棚のスペースを少しでも獲得するため、日夜、知恵を絞り、足を運び、し烈な争奪戦を繰り返しています。
生き残るためには、もちろん戦いに勝つことも大切ですが、スガイワールドは、世界がもっと夢と想像力で溢れるような商品を送り出すことを使命とし、その初心を忘れないように邁進していきたいと思います。

12.02.2013

プレスリリースって、なんですか…?

「なんでいいものを作ってるのに、誰も何も注目してくれないんだ!」と思ったことはありますか?
ぼくは、デザイン会社で3年も働いていた経験があるにも関わらず、つい最近まで“プレスリリース”というシステムがあることを全く知りませんでした。製品やサービスの資料を作り、報道関係の方に送ると、まれに新聞や雑誌で紹介して頂ける素晴らしいシステムです。

そもそも“プレスリリース”ってだれが始めたんでしょうね。全く分かりません。でも英語なので、きっとイギリスかアメリカが発祥なのかもしれません。
ぼくは、世の中の当たり前とされるルールにすぐ疑問を抱く、根っからのへそ曲がりなので、このやり方しかないのかなあ、と思ったりもしましたが、報道関係の方が、なんと全くの無料で製品やサービスを紹介して頂ける素晴らしいチャンスということなので、疑問に思う心は、そそくさとしまい込み、新製品が出る際は、しっかり、このルールにのっとり、プレスリリースを作成し発信するようにしました。

何はともあれ、自分の活動を知ってもらうには、自ら発信しなければ誰も何も気づいてはくれません。何も発信しない人を見つけることは、ほぼ不可能だと思います。「あの人、色々紹介されてすごいなあ」と思うことがあれば、絶対に立派なプレスリリースやサイトなどを作り、たくさん情報発信していると思います。

有難いことに「スガイさんの商品、いろんなところで紹介されてますよねー」と時々言って頂くことがあります。スガイワールド立ち上げ当初はプレスリリースを行っておりませんでした。スガイワールドの商品が広告塔になってくれて、それを見た雑誌やテレビの方からメールや電話でお問合せを頂き、ご紹介頂くことが多かったのです。でも最近は「プレスリリースありますか?」と聞かれることが徐々に多くなり、「プレスリリースを作らなくては!」と気づかされ、作るようになりました。
プレスリリースは、
表題、製品、サービスについての新規性、魅力的な商品の裏付け(伝統や歴史、由来)、数字(回数、入場者数、販売数)、ニュース性(地域との関わり、季節、規模、流行)、開発ストーリー、仕様、そしてお問合せ先が掲載されていれば、十分のようです。

記者は、新鮮で嘘偽りのない信用できる魚を売る魚屋さんに似ていると思います。お客様に提供するものは、新鮮なものでなければいけません。産地や種類など信用できるものである必要もあります。そんなところも意識してプレスリリースを書いてみるのもよいかもしれません。

ぜひ皆さんも、自慢の新しいサービスや商品ができたら、「なんでよい商品、サービスができたのに、だれも注目してくれないんだ!」とヤキモキしていないで、これでもか!というくらい上手いウリ文句を書いて、自分が好きな新聞、テレビや雑誌の方に発信してみてはいかがでしょうか。お約束はできませんが、それが誰かの目にとまり、ちょっとでも紹介され、注目されることになれば、ハッピーですよね!

プレスリリースの送り先は広報マスコミハンドブック参照
その他の参考サイト
@Press プレスリリースの書き方
プレスリリース講座 by PR TIMES
安定的にメディアから取材依頼される為に弊社がやっていること