10.08.2014

トゥエルブトーンの角田さん

今のスガイワールドがあるのは、トゥエルブトーンの角田さんのおかげであるのは間違いありません。

トゥエルブトーンの角田さんは、「パイプロイド」というヒット商品を生み出した方です。アメリカに行けば、ニューヨークやカルフォルニアなど、ありとあらゆるオシャレなセレクトショップに陳列されている商品です。
こちらにパイプロイド開発の回想録もあります→「パイプとロイドと僕と
現在では「プレイデコ」という商品も発売されています。

ぼくと角田さんの出会いは、2009年のデザインタイドという展示会がきっかけでした。角田さんは、出店者側で、ぼくはお客さん側でした。その頃、ぼくはまだ会社で働きながら、自分が考えた企画の商品化をどうしたらよいものか悩んでいた時期でした。

出展者の方々に自分の企画書を見てもらいながら回っていたのですが、そこで唯一相手にしてくれたのが角田さんでした。

角田さんは、高いお金を出し展示会に出展しているのにも関わらず、ぼくの話を快く聞いてくださいました。たぶん日本中探しても、そんな優しい方は、角田さんしかいないと思います。

その展示会で角田さんの商品を購入させて頂いたのですが、これもまた大変迷惑な話で、なんと角田さんのブースに購入した商品を忘れてしまったのです。展示会後、ご丁寧に角田さんから連絡を頂き、後日会うことになりました。

そのとき、商品のことや、今までやってきたことなどお話を伺いました。
その後も、メールなどのやり取りの中で、商品の卸し方や請求書の書き方、オーダーシートの作り方など、個人で商品を売買する上でとても大切なことを色々と教えてくださいました。

しかも、スガイワールドのはじめての商品、ひげ付箋が3Mで作れなくなってしまったとき、東京紙器さんをご紹介頂いたのも角田さんでした。

角田さんに「このお礼をどうしたらよいものかと思っています。」と言うと「また誰かに教えてあげればいいじゃん、教えられないと分からないこともあるから。」と言ってくださいました。

角田さんに言って頂いたことを実行しようと、人に聞かれたら、角田さんに教わった色々なことを人に伝えようとしています。

でも、やっぱり角田さんを超えられないと日々感じます。もし展示会で自分がやったように、企画書を持ってきて「この企画どうですか?!」と話しかけてくる人がいたら、絶対煙たがると思います。なぜか弊社に郵送などで企画書を売り込んでくる方がときどきいらっしゃるのですが、ぼくは人の企画を全く必要としていないので、正直その対応はとても大変です。

トゥエルブトーンの角田さんは、ぼくにとって永遠に超えることのできない大きな存在です。

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