弊社は東京商工会議所に加入しているのですが、その東京商工会議所が発行している東商新聞(2014年11月10日付)で興味深い記事を見つけました。
「こんな社長は会社をつぶす」というタイトルの、帝国データバンクの方が書いた記事です。
そもそもぼくは、2014年まで自分が社長になるとは全く考えていなかったので、つい最近まで、世の中にはどんな社長がいて、その方々がどのように努力しているのか全く興味がありませんでした。
しかし社長になった今、どんな社長が会社をつぶすのか人ごとではないので、戒めの意味も含め、記録しておきたいと思います。
会社をつぶす社長の特徴には、5つの「弱い」と5つの「ない」にまとめられるそうです。
それぞれの項目に自分が当てはまるかどうか確認してみました。
5つの「弱い」
1、計数面が弱い:やや当てはまる
原価計算や在庫管理は徹底していますが、お金の出し入れは経理の妻に任せています。しかし、自分でもきちんと把握しておかなければ、どこかの議員さんのように「妻に任せていたので、全く分かりません。」となってしまいます。これではよくありません。
2、朝が弱い:大いに当てはまる
朝はすごく弱いです。これは学生時代から変わりません。しかしこれではダメだと、最近「朝活」と題して、就業前に近くの公園でウォーキングをするように心がけています。
3、決断力が弱い:あまり当てはまらない
これは事業がダメだと分かれば、赤字を出してでも撤退することができるか、という決断力だそうです。事業を始めたばかりの弊社にとっては、撤退を考えることはまだ早いと思いますし、今は簡単にはあきらめないことも重要だと考えています。
4、パソコンに弱い:当てはまらない
もともと大学でパソコンを使う学科だったので、そんなに不得意なほうではありません。小さい頃からゲームをしていたことも、パソコンに慣れる上では大切なことだったのではないかと、今になって思います。
5、人情に弱い:当てはまる
これはリストラできない社長のことなのだそうです。友人や同僚がリストラされたことがある自分にとって、リストラをする経営者は失格だと思います。リストラをするなら、はじめから雇ってはいけないと思います。こう考える自分は人情に弱いのでしょうか。
5つの「ない」
1、計画性がない:当てはまらない
「計画性がない」とは、いつまで、どれだけ、どうやって、という計画が立てられないことだそうです。現在、1年、3年、5年、10年の計画を立てているので、多少計画性はあると思います。
2、情報がない:当てはまらない
「情報がない」とは、社内の情報が社長に届かないのだそうです。弊社は、まだまだ会社が小さいのでこれは当てはまりませんが、会社が大きくなったら問題が出てくるかもしれません。
3、リーダーシップがない:当てはまらない
リーダーシップとは、「オレについてこい!」というイメージを抱きますが、そうではなく、リーダーとして社員から話を“聞く”力が大切なのだそうです。
4、危機感がない:当てはまらない
うまくいっているときも危機感をもっているか、ということなのだそうですが、新商品を売り込んでいる最中にも次の新商品を進め、常に危機感をもって事業に取り組んでいます。
5、人脈がない:やや当てはまる
そもそもあまり友人をつくることが得意ではないので、人脈づくりには全く自信がありません。ただ、スガイワールドの活動を通して、尊敬するたくさんの方々に出会うことができました。人とのつながりにあまり欲張らず、マイペースに人と出会っていけたらいいと思っています。
このように自分を当てはめてみると、会社をつぶす社長の特徴の10のうち、4つが当てはまりました。自分の弱い面を知っておくことも重要なことだと思います。弱いところを肝に銘じて日々精進していきたいと思います。