商品をお客様に買って頂き、利益を出すことによって成り立つメーカーにとって、ヒット商品はなくてはならない存在です。メーカーには必ずと言っていいほど、会社の売上げに比例し、ヒット商品があります。
そこで、どのような商品がヒット商品になる可能性があるのかを考察してみました。色々調べてみると
1)手の中に収まるサイズ
2)売価は¥200〜¥3,000程度
3)命が宿るもの、宿っているように見えるもの(動く、育てられる、アレンジできる)
4)可愛い(小さい、愛くるしい、愛おしい)
という4つのルールがあるのではないかという結果に至りました。
以上の4つのルールにのっとった18世紀から現代までの歴史的ヒット商品事例をご紹介したいと思います。自分が知り得る範囲で独断と偏見で抜き出してみました。
・こけし(1800年代、東北地方の温泉地において湯治客に土産物として売られるようになった木製の人形玩具)
・マトリョーシカ(1890年代ロシア人修道士が、本国への土産に持ち帰った箱根細工の入れ子を参考にし作った木製人形)
・セキセイインコ(1840年イギリスに紹介され、日本では1965年頃広く広まった鳥)
・テディベア(1903年ごろドイツのシュタイフ社が大量にアメリカに輸出したクマのぬいぐるみ)
・笑い袋(1969年にアメリカでレコードプレーヤーを袋に入れて売り出した玩具)
・リカちゃん(1967年にタカラが企画・開発した着せ替え人形玩具)
・ポッピンアイ(1980年代頃に一時期流行した、裏返して机などの上に置き、ゴムの弾力によって、元の形に戻った際の反動で高く飛び跳ねさせて遊ぶ玩具)
・トランスフォーマー(タカラトミー(旧株式会社タカラ)より1985年以降に発売された変形ロボット玩具)
・フラワーロック(1988年タカラトミーが発売した、音に反応して本体が踊るように動く擬人化した花の形をした玩具)
・ファービー(1998年にアメリカのTiger Electronics社が発売したペットロボット玩具)
・たまごっち(1996年にバンダイから発売された、キャラを育てることができるキーチェーンゲーム)
・ハムスター(実験動物用としてドイツに広まり、2000年に開始した日本のアニメ「とっとこハム太郎」で人気が出たネズミ)
・アニマルラバーバンド(2002年にアッシュコンセプトが発売した、動物の形をした輪ゴム)
・カップメン(2009年にアッシュコンセプトが発売した、カップラーメンにお湯を注いだ後にフタを抑える人型の玩具)
・コップのフチ子(2012年奇譚クラブから発売されたOL風の女性「フチ子」が腰をかけたりぶら下がる姿勢をとるフィギュア)
※Wikipedia参照
玩具に偏りがありますが、以上の事例を参考にし、4つのルールに乗っ取り、次回のスガイワールドの商品を開発してみたいと思います。
果たしてヒット商品を世に送り出すことができるでしょうか。
この考察でできたのが「クリップファミリー」です。