2.24.2015

内職、最終組立てについて

今までデザイン会社としてデザイン一本で仕事をしてきたけど、自社でもモノを作って売ってみたいという人が増えています。そこで壁にぶつかるのが製造や生産管理について。デザインのプロだけど、製造や生産管理については分からないという方がほとんどです。

そこで今回は、自社で商品を作ろうとした場合にぶつかる、内職、最終組立ての問題について取り上げたいと思います。

今まで全く商品の製造に携わった経験のない人は、とりあえず最初は全部自分たちで作ろうとします。最初は10個20個の注文なら自分たちで何とか作れていたものが、100個200個と注文が増え、500個1,000個と注文が増えてくるとお手上げになってしまいます。

でも誰かに内職をお願いしようとしてもだれにお願いしたらいいのか分からない。

東京都には内職をしてくれる作業所というところがたくさんあります。弊社が拠点にしている世田谷区でも約30以上もの作業所があります。たまたま区役所に行ったときに知りました。今では弊社もとてもお世話になっています。
詳しくはこちら→就労継続支援施設一覧

施設によっては、できるできないがあるかと思いますが、大概のことは可能です。「お住まいの地区+作業所」と検索すると見つけることができるかと思います。

ちなみに作業所とは、知的障害者の方や精神障害者の方が仕事の訓練のために在籍しているところです。知的障害とは発達段階における先天的なもの。精神障害は病気の一種で、回復が見込めます。精神障害の方にはもう少しがんばれば、普通に会社に通える方もいらっしゃいます。
そういった方への支援という意味でも内職をお願いしてみてはいかがでしょうか。

でも最初から内職の完成度を100%望むのは難しいと思います。誰でも組み立てができるように分かりやすい組立ての仕様書を作って丁寧に説明し、仕上がったものはきちんと自分たちの目で検品することも大切だと思います。

人にしっかり任せることができることも立派な経営力だと思います。