10.06.2014

お取引の上で気を付けていること

2011年から活動をはじめて、3年が経ちます。
おかげさまで取引先様も徐々に増え、取引数も年々増えてきました。はじめのうちは、お取引の話を頂けるだけでうれしく、できるだけお取引のご要望にお応えしようとしてきました。でも取引が増えることにより、相対的に取引上の問題も多少出てきました。

卸価格をできるだけ下げるよう求めてくる方、お支払いが度々遅れる方、お支払い期限がとても長い方、その方々に時々頭を悩ませてきました。なので自分なりに決まりを作ることにしました。

一つ、お取扱い商品と自社商品のイメージが遠い場合はお断りする
一つ、自社ブランド名を出せないOEMはしない
一つ、取引開始時には、指定の口座開設申請書または、会社概要のご提出を依頼する
一つ、初回ご注文分は、お振込確認後のご配送
一つ、卸の条件は、すべて一律のお取引条件に
一つ、委託販売はしない
一つ、手形取引はしない
一つ、販売店舗名が不明な卸売りはしない
一つ、自分たちの利益ばかり考えている相手とは取引しない
一つ、支払いが遅れる方はお取引中止に

3年事業をしてきて分かったことがあります。しっかりされている会社様ほど、率先して口座開設申請書や会社概要を提出して頂けます。不当な値下げ要求など一切しません。もちろん、決まった日付にきちんとお支払いして頂けます。

会社に勤めていたときも、独立してからも、有難いことにときどき「しっかりしてますね、他社はもっとルーズですよ。」とお褒めのお言葉を頂くことがあります。でも、しっかりしていなくて、なぜ他社の仕事は成り立つのか、と不思議に感じます。

弊社のような弱小企業は、何か問題の一つでもあったら、たちまち立ち行かなくなる可能性は大いにあります。

「利益が少なくても今は地盤を作る段階。地盤は大きければ大きいほど、後々安定につながるよ、きっと。」と妻に励まされます。

中村屋の創業者相馬さんもその著作の中で「信用は、一日や二日でできるものではありません。自分を過信して事業を興したところで、すぐに簡単にそううまくいくものではありません。」とおっしゃっていました。本当にその通りだと思います。

お取引先様の中には、ぼくが生まれる前から事業をされている会社様もあります。そんな素晴らしい会社様と、事業をはじめたばかりの弊社がお取引させて頂けるということは、本当に幸運なことです。

頂いたチャンスを無駄にしないように、一つ一つの仕事を真面目に丁寧に、最善の努力で取り組んでいきたいと思っています。