6.03.2014

企業の生存率

2014年5月20日株式会社スガイワールドを設立しました。
立ち上げることができても、本当の気持ちは「何年続けることができるかな…」です。こんなことを言ったら大切なお取引先を失いそうですし、続くように努力してよ!と言われそうですが…。

そこで企業の生存率というものを調べてみました。
ネットを調べてよく出てくる情報は、
国税庁(2005年)の調べを引用しているもので、設立5年で約85%の企業が消え、10年以上存続出来る企業は、6.3%、設立20年続く会社は0.3%だそうです。はじめはこれを素直に「そうなのかー、世の中厳しいなあ…」と思いましたが、よくよく考えるとどうもおかしいです。だって、知っている会社で10年続いている会社は100%です。設立して20年続く会社もたくさんいらっしゃいます。
そこで「中小企業白書 2011」に記載されている帝国データバンクのデータを発見しました。「10年後には約3割の企業が、20年後には約5割の企業が退出」と書いていました。10年保つ会社は、10社中、7社。20年保つ会社は10社中、5社。この生存率なら現実味があると思いました。

ぼくは、希望は大きく持ち、何とか株式会社スガイワールドは30年保ちたい!と思っています。30年残るには、10社中、5社に生き残らければならないのです。

そこでどういう会社が生き残ることができるのか、を調べてみました。
帝国データバンクの方によれば、3つの条件があるそうです。
「10年以上生き残る会社」の条件より

1つ目は、「成長業界のニッチ分野」に注目し、先駆者として市場参入している
スガイワールドは成長業界にいるのか、という問いに対しては、謎です。デザインギフトの分野は海外では、10年か20年前からあったものです。ただニッチな分野だとは思います。ニッチな方をターゲットにしているというところはあると思います。ただ自分がその分野の先駆者かと問われれば、それは全く違うと思います。

2つ目は、自社のコアコンピタンスを認識し、そこに資源を集中投下している
コアコンピタンスとは、「専門的な能力」のことだそうです。
スガイワールドの企画の考え方は、誰でも使える発想法から考え出しているものなので、特に専門的な能力だとは思っていないです。ただ「今までにないよいもの」を世の中に送り出したいと考えていて、それを実現するために自分のもつ能力を総力的に活用しているとは思います。

3つ目は、経営者が「明確なビジョン」を打ち出している
ぼくはスガイワールドの使命として「世界にもっと夢と想像力を!」と打ち出しているのですが、これを明確かと問われれば、かなり漠然としているような気がします、笑。ただ、スガイワールドを小さくともキラリと光るグローバルカンパニーにしたいとは考えています。

生き残ることができるか否かは、皆さんに必要とされるか、されないか、ここに集約されてくると思いました。必要とされなければ、存在意義はありませんし、また日々、必要とされるように成長していかなければならないと思っています。ビジネスは、スピードを求められると同時に、焦ってもしょうがないところもあると思います。皆さんに少しでも必要として頂けるように「今できることを焦らず最善を尽くす」これが今出せる、30年生き残るために実行する答えです。