12.13.2014

アイデアの決め方、進め方

以前、「アイデアの出し方、企画の考え方」をご紹介しましたが、ここではアイデア出しから商品化検討へと昇華するまでの具体的な進め方をご紹介したいと思います。
5つの行程に分かれます。

1、アイデアの目的と条件を決める
アイデアを出していく上で、それにはどのような目的があるのか、どのような条件があるのか、を箇条書きで書き出します。例えば、〇〇の技術を活かす、文具市場向け、売価は¥〇〇以下、など。

2、目的と条件に対して参考になるようなものをかき集める
話題の商業施設、話題の街、書店、お店、展示会などを利用し、目的と条件に対して、ちょっとでも参考になりそうな資料やアイデアを探し出します。自分ならどのようにアレンジするか、どのように活かすかなど考えながら、できるだけかき集めます。歩きながら考えた方が脳が活性化するので、実際に街や書店やお店、展示会などへ行き、探し出すのが効果的です。雑誌、フリーペーパー、新聞、カタログ資料や商品、写真などをかき集めます。

3、アイデア出し、アイデア貯めをする
その集めた資料を目の前に出し、雑然と置いた状態で「アイデアしりとり」や「オズボーンのチェックリスト」などを利用し、アイデアを付箋などに書き出します。
ここで重要なのが、
1)とにかく楽しく量を出す
2)自由な発想を歓迎する
3)アイデアの批判はしない
4)アイデアの組み合わせと改良をする
ということです。

4、分類分け
それを需要度のY軸(縦軸)と実現可能性のX軸(横軸)で表を作り、振り分けて行きます。123と×に分け、123の中でみんながよいと思うものを選び出します。


5、肉付け
選び出した上位のものを
1)見た目
2)機能
3)裏付け・ストーリー
4)価格
の点においてすべて5点満点になるように肉付け、および検証していきます。
総合点数の高いものを商品化として検討します。

関連記事→アイデアの出し方、企画の考え方