10.31.2016

ブランドとは

ブランドとは約束であり保証である。

「ブランドは、名称や言葉、記号、シンボルなどの組み合わせで実現される。消費者の知覚と思い込みによって形成されるものである」

中核製品、製品の形態、付随的機能という3つのレベルからなる製品のうち、重要な地位を占めるのがブランドとなる。

1 識別機能
ブランドは他社製品との識別に用いられる。名称や言葉、記号やデザインなど。

2 保証機能
その企業の製品が一定の価値を持つものと保証する機能。買い手にしてみれば、価値を予想できるという利点があるが、その期待に応えられない場合、ブランド・イメージは傷つく。

3 想起機能
ブランド名から想起されるイメージの事をいう。

コトラー「ブランドは消費者のマインドの中に存在するもので、現実に即しながら、最終的には消費者の知覚と思い込みによって成り立つものである」

コトラーのマーケティング ブランド戦略より

10.20.2016

モノづくりは勝っているが、プレゼンテーションが負けている

「日本の中小企業は欧米の企業より、モノづくりは勝っているが、プレゼンテーションが負けている。」
アメリカに行ったときにとある方から聞いた言葉です。

例えば、iphoneで有名なアップル社。先進的で洗練されたイメージがあるかと思います。その方曰く、「日本製品より品質が悪いのに、プレゼンテーションが上手いのでよく売れている。」と。
大学時代からアップル社のパソコンを使っていて、完全にアップル社の製品に対して先進的で洗練されたイメージを持っていた私は、「え?アップル社の製品は日本製品より品質が悪い?ほんとに?!」とそのときは疑問に思いました。しかしよくよく考えてみると、アップル社のパソコンは確かによく壊れるし、先進的で洗練されたイメージのiphoneも画面が割れたことがない人に会ったことがないくらい非常に最低な品質です。
それなのにiphoneは今でも世界一売れるスマートフォンだそうです。その大半は日本人が買っているそうですが。

プレゼンテーションの力とは、製品の品質に勝るほど力があるものなのかとハッとさせられました。

革新的なように感じる
先進的なように感じる
洗練されているように感じる

それは、“言葉”と“イメージ”と“製品”が三位一体で消費者に伝わることだと思います。

日本の広告と欧米の広告の違いを見てもよく分かります。
日本の広告は、これでもかというくらい情報を詰め込みますが、欧米の広告は、ワンフレーズ、ワンビジュアル(一言と一枚のイメージ)が原則です。
おそらく日本も今後、よりシンプルが伝え方が王道になっていくかと思います。

日本メーカーのホームページは、海外メーカーのホームページに比べ、情報がごっちゃりしていて、分かりづらく、デザインもイメージ写真も質が低い。

経営者の力強い哲学や経営理念がなければ、実現することはなかなか難しいですが、日本のものづくりも(弊社も含め)世界基準でのプレゼンテーションを行っていこうではありませんか!

参考までに海外メーカーのホームページをご紹介します。
※今後追記予定
TOOLS to LIVEBY(台湾のステーショナリーメーカー)
candylab toys(ニューヨークの木製の車のおもちゃメーカー)
OCTAEVO(スペインのステーショナリーメーカー)