4.21.2016

分からないものは売れない

“今までにないもの”を作ろうとすると、今までにないものなので、作った人以外には分からないものになってしまいがちです。作った本人でさえ、実は、あまり商品やサービスについて分かっていなかった、ということもあるかと思います。

でも、分からないものは売れないというのは当たり前です。分からないものにお金を出すということは、信用できないものにお金を払うことと一緒です。

例えば、店頭のPOPの文字が小さすぎたり、細かすぎたり、多すぎたり、複雑だったり。商品を説明する写真が入っていなかったり。POPは大きな写真と、大きな文字で数行程度で十分です。

さらに、買う人にとって“知らないジャンル”の商品を作ってしまうとハードルが上がります。

例えば、ボールペンや付箋は、普段、多くの人が使っているものだったり、知っているものなので、「これは〇〇のようなボールペンです。」「これは〇〇のような付箋です。」と伝えれば、「あ!ボールペンなんだ。」「あ!付箋なんだ。」とすぐに分かってもられます。

でももし「これは、ボールペンの形をしたツチ族のお祈りに使う杖です。」というような商品を作ってしまうと、「え?ツチ族のお祈りの杖?」「生活の中でどう使うの?」「どうしたらいいの?」と困ってしまいます。(個人的には、ボールペンの形をしたツチ族のお祈りの杖が売っていたらかなり興味を引きますが、やっぱり買わないと思います、笑)

はじめて商品を作ったり、商品を作り慣れていない人がこのようなことに陥っているのをたまに見かけます。

それはなんですか?どう使うんですか?買った人にどんな成功や幸せをもたらしてくれるのですか?
それらを端的に分かりやすく伝えることがとても大切だと思います。