3.11.2016

創業者の発明

日本には世界に誇る大企業がたくさんあります。今は大企業でも、創業当時は、とても小さい会社からのスタートでした。それらの大企業は、創業当時、どのような発明品からスタートしたのでしょうか。気になったので調べてみました。


松下電器:アタッチメントプラグ。松下電気器具製作所の創業第一号製品。1918年(大正7年)発売。アイロンや電熱器など電化製品のプラグとして用いることで、電灯のソケットから受電する製品。

ソニー:コンバーター(周波数変換器)。ラジオに取り付け、短波放送が聴けるようにする機械。

シャープ:徳尾錠というベルトのバックル。その後、金属製繰出鉛筆(早川式繰出鉛筆)。販売開始後、商品名をエバー・レディ・シャープ・ペンシル。

東芝:からくり人形「弓曳童子」や和時計「万年時計(万年自鳴鐘)」。

日立製作所:国産第1号の5馬力誘導電動機。銅鉱山等で使用するポンプ用動力。

トヨタ:豊田式木製人力織機。織物を作る機械。

ホンダ:本田エントツ型エンジンを自転車に搭載した通称バタバタ

コクヨ:和式帳簿の表紙。買帳、売帳、金銀受払帳、注文帳などをまとめた元帳「大福帳」の表紙。

キングジム:切り抜き式人名簿。会社の社判を切り抜き、差し込んで整理する名簿帳。


こうしてみると、大企業の創業者の方々は、その当時の世の中に寄り添い、本当にみんなが必要とするもの、みんなの生活をより豊かにするものを考え、そのアイデアを必死に形にしていたということが分かりました。

まだ世の中にはないけど、“みんなが本当に必要とするもの”。言うのはとても簡単ですが、それを考え出すことはとても難しいことです。

今、“みんなが本当に必要とするもの”はなにか。それに対しての答えは、スガイワールドの事業を通して応えていきたいと考えています。


3.09.2016

スガイワールドの行動規範

行動規範とは、仕事にどう取り組むか、ということです。
どのように仕事に取り組みたいか、どうありたいか。

行動を起こす
行動を起こす上で、算盤(数字上の計画)はとても重要です。でも、やる前から色々考えすぎて行動に移さないのでは意味がありません。ジャック・マー孫正義さんは、「一流の計画と三流の実行力」か「三流の計画と一流の実行力」の二択だとしたら、「三流の計画と一流の実行力」の方が重要だと言っていました。きっとそうなんだと思います。実行力のある人は、魅力的です。

楽観的でポジティブ
ネガティブな感情はネガティブを増幅し、ポジティブな感情はポジティブを増幅します。
明るい未来を願うのなら、これ以上ネガティブな空気を増やしたくはありません。

多くを話さず、人の話をよく聞く
年を経ると自分の話ばかり長くなり、人の話を聞こうとしなくなってしまいます。でも本当に大切なことは、人の話をよく聞き、それに対しての答えを単刀直入に伝えることだと思っています。

老若男女問わず、色々な人から学ぼうとする
年を取ると自分より若い人に対して「自分の方が経験が豊富なんだから自分は間違いない。」と思いがちです。でも若い人が言っていることの方が正しいことも多々あります。その事実を認めることができなければ、自分が成長することはできず、創造性が求められるこれからの世界を生き抜くことは難しくなってしまいます。
若者の話を素直に聞くことができる人は、創造性が求められるこれからの世界を生き抜いていくような明るい未来を感じます。逆に話をあまり聞かない人は、なかなかこれからの世界を生き抜いていけるような未来は感じません。

いちいち騒がない
これは、自分が今一番欠けている部分だと思います。何かトラブルが起きたり、上手くいかなかったりすると、すぐに心が穏やかでなくなり、落ち着かなくなります。でも、気持ちが穏やかでないと正しい判断ができなくなります。何かおこってもまずは、自分に「いちいち騒ぐな」と言い聞かせます。そして起きたトラブルや問題をどう解決したいか、冷静に考えることが大切だと思っています。


3.08.2016

深澤直人ワークショップ「without thought」

皆さんは、プロダクトデザイナーの深澤直人さんが行っている「without thought」というワークショップをご存知でしょうか。ぼくは、本屋さんでそのワークショップをまとめた本をたまたま読んだことがありました。そのときから何か気になっていたので、改めて見てみました。

without thoughtとは、「考えなしに」という意味だそうです。デザイン業界では、アフAffordance(アフォーダンス)という言葉が一時期流行りました。アフォーダンスとは、モノが人に働きかけることだそうです。例えば、自転車のかごは、ゴミ箱に似ているので、ゴミを入れたくなる。低い机は腰掛けたくなるという具合です。
このAffordance(アフォーダンス)と考え方が似ているのかなあと思いました。

そういえば、深澤直人さんがデザインした椅子は、人が思わず背もたれに上着をかけてしまうということを意識して、この椅子の背もたれをデザインしたそうです。
▶ラウンジチェア

ワークショップの第7回目の朝食の回では、漆塗りのお椀のようなマグカップがありました。OLさんが、インスタントみそ汁をこれに入れて楽しむ絵が浮かびます。第11回目の容器の回で、輪ゴムの箱を開けると的当てゲームになる、というものもありました。世の中にすでに存在しているもので思わずやってしまっていることを分解、再構築し、思わずそうしてしまいそうになることをより促す、ということにうまく落とし込んでいると思いました。

第1回 考えない
第2回 つり革
第3回 e-fashion-
第4回 MUJI
第5回 ゴミ箱
第6回 コイン
第7回 朝食
第8回 拭く
第9回 花器
第10回 BOX
第11回 容器
第12回 手を洗う
第13回 フード
第14回 スマホ

3.07.2016

買ったときより、価値が上がるモノ

モノは、通常、買ったとき一番価値が高く、徐々にその価値が下がっていくそうです。家やマンションがそうかもしれません。

でも、買ったときより、価値が上がるモノを提供できることが重要なようです。

例えば、
自分用にカスタマイズできるトラベラーズノート*や万年筆、ジーンズ、観葉植物など。買ったときは、新品で自分のモノになっていないモノが、カスタマイズ*したり、使い込んでいくうちに味がでてきて、愛着がますますわくようになるものです。自分用にカスタマイズ*したり、自分色に染まることにより、買った値段には代え難い愛着が湧いてきます。

また、体験できることも重要です。
ゲームやエンターテイメント*性のあるモノです。
自分がやってみないと分からない、やってみたくなるモノです。
買ったときは、ただのモノだったものが、自分が体験することによって代え難い経験ができるモノです。
例えば、テレビゲームやホロスペックメガネ*は自分がやってみないと体験できないものです。

そして最後にギフトにもなるものです。
お店に売っているときは、ただのモノでしかなかったものが、人にあげて喜んでもらうことにより、代え難い交流を手助けするものに変化します。人間は、人同士で何かを送り合う本能があると聞きました。それが人類をここまで進化させてきた一要因になっているようです。
本当に自分がよいと思ったものは、人にあげたくなるもの。そして人に喜んでもらい、また、人にもらうことで、よりよい人間関係を築くことができます。

まとめると
1)自分用にカスタマイズできる
2)体験できる
3)ギフトになる

そのようなモノが今の時代、大切なようです。


トラベラーズノート*:文具メーカーデザインフィルが開発した牛革製のカスタマイズできるノート
ホロスペックメガネ*:光を見るとホログラム画像が見える不思議なメガネ
*カスタマイズとは:使用者の好みや使い方で、見た目や機能を変えること
*エンターテイメントとは:楽しませてくれるもの