自分が行っている事業が果たして上手くかは分かりませんが、事業を行っていく上で、事業が成功する人と事業が成功しない人には一定のルールがあるように感じてきました。
事業計画書のない事業は、事業とは呼べない。
事業を行う上で重要なことは、計画し、実行することだと思います。しかし、零細企業や中小企業の方でもなかなか事業計画書を書いたり、毎年更新したり、確認したりする方は少ないようです。事業計画書を簡単に書くと以下の通りです。
1)事業立ち上げ目的(何のため)
2)事業理念(どのような考えで)
3)商品・サービスの概要(どのような内容、手法で)
4)ターゲット(誰に)
5)市場および競合の分析(市場の現状は/強み・弱み・機会・脅威)
6)マーケティング/営業(製品サービス、価格、場所や流通、宣伝・販促、売り込み方など)
7)財務計画(年、月ごとの収支目標など)
8)3年後、10年後のあるべき自社の姿(売上高、経常利益)
など
事業計画がない会社は、行き先の分からない船と一緒です。事業を行うのならば、簡単でもいいので事業計画書を書くことはとても重要だと思います。
うまくいかない人の多くは、本を読んでも、人から言われても、それを実行しない。
自分自身が上手くいってないと思う人の多くは、人から言われたことや本で学んだことを実行に移せていない人が大半だと思います。本から読み取り、それを実行するだけでもやるべきことはたくさんあります。人から言われても動こうとしない人もたくさんいます。悪い人や参考にならないことを言う人ももちろんいます。でも、大いに参考になることを言ってくれる人も少なからずいると思います。その人たちの言うことをまずはやってみることも大切だと思います。言うのはとても簡単ですが、実行するということは本当に大変なことです。
自分で自分の壁を作っている。
「それは自分のやり方じゃない。それはできないと思う。」と自分で自分の壁を作ってはいませんか?人には無限の可能性があります。そのことに気づかず、自分で自分の壁を作ってしまってはいつまでたっても目の前の壁を壊すことはできません。「なんとかやってみればできるかもしれない。まずは一歩踏み出してみよう!」そう思うことからがスタートです。
考えることから逃げている。
計画を立てる。目標を立てる。そこまでの道筋を考える。そのようなことを考えることから逃げていては、いつまでも目標を達成することはできません。最初は考えようとしていても、いつの間にか考えることから逃げていたり、日々の業務に忙殺されてはいないでしょうか。冷静に俯瞰して事業を見返したり、軌道修正したり、改善点などを考えることができなければ、うまくはいかないと思います。
成功しているように見える人の多くは、その成功の何十倍も失敗している。
成功しているように見える人は、いとも簡単に成功したかのように見えます。でも成功するとはどのようなものか知っている人には、そうは見えていません。成功者の裏には、誰にも言わない、見えない大変な努力が隠れています。1の成功は、100の失敗でできていると言ってもいいかもしれません。簡単に成功するなんてことは、ありえません。もし本当に簡単に成功したとしても、100の失敗に支えられた成功でなければ、その成功は、いとも簡単に崩れ去ります。成功を目指すのであれば、失敗を恐れずに実行し、失敗をたくさん積み重ねていくしかないと思っています。
失敗したらしっかり反省し、改善しなければいけませんが、
もし今、失敗しているのならば、成功へ近づく努力を重ねている証拠であり、もし今、失敗をしていないのであれば、成功に近づく努力が足りないのかもしれません。
失敗とは、挑戦している何よりの証拠です。