事業は、大きくなればなるほど社会性が強くなり、個人のものではなくなります。
最近、会社を大きくするということは、本当に大変なことだと感じています。
子どもや個人がウソをついても犯罪にはなりませんが、企業の社長がウソをつくと犯罪になります。
子どもや個人に悪い友だちや仲間がいても、あまり問題になりませんが、企業の社長に悪い友だちや仲間がいれば、自分が犯罪者になったり捕まったりします。
大企業の社長が、ちょっとでも人の道にずれるようなことをしてしまえば、たちまち大きな問題になります。
ちょっとしたことにウソをついてしまうような人や、悪い人と付き合いのある人、ちょっとでも悪いところがあるような人は、社長に向いていません。
会社が成長するとともに自分の人格も成長することができなければ、たちまち事業は失敗してしまいます。
最近、有難いことに取引も増え、仕事で人と接する機会も増えてきました。
今までは取引もさほど大きくなかったので、何とか乗りこなしてきましたが、取引が大きくなってくると小さな問題も大きな問題になる可能性があります。
問合せに対してウソは言っていないか、正しい回答はできているか、人として正しいことはできているか、自問する日々です。
大企業の偉い社長でもウソを言ってしまいます。人として間違ったことをしてしまいます。人は、「なんで大の社長がウソを?!」と思うかもしれませんが、日々小さなウソを言わないこと、人として正しいことをすることはとても難しいことです。
何より重要なのは、ウソをつかないこと、人として正しいことをすること。
言うのは簡単ですが、行うのは本当に難しいことです。