「将来的にどうしていきたいですか?」と時々聞かれます。
会社の規模は、支持率に比例すると思っています。支持率が低ければ、衰退していくし、支持率が高くなっていけば、大きくなっていく。それだけのことだと思っています。スガイワールドを将来的にどうしたいか考えているのですが、それができるか、できないかは皆さんの支持を頂けるかどうかだと思っています。
もし、スガイワールドの事業を引き継ぎたいと思ってくれた人がいて、その方が鈴木さんなら、スズキワールドをやって頂いてもよいと思いますし、佐藤さんなら、サトウワールドをやって頂いてもよいと思います。
話は変わりますが、近年、格差社会の問題が取りざたされています。「格差社会の衝撃」という本には、社会を健康にするには、“自由・平等・博愛(すべての人を等しく愛すること)”が重要だと書いてありました。言論や行動、学問の自由があり、何かを持っている人は、持っていない人へ提供したり、宗教や人種、価値観の垣根を越えてお互いを尊重したり。そもそも性別や人種、宗教や価値観は、白や黒やグレーではなく、虹色のように無限の色があるのだと最近知りました。
人は卑下されたり、バカにされたりすると腹が立ち、暴力や武力衝突を起こすそうです。詰め込み教育に適応できない学生がバカ扱いされ学級崩壊を起こしたり、自分たちの宗教を尊重されず、腹が立ち武力衝突を起こしたり。
ぼくは、田舎で育ちましたが、なかなか教育の質がよいとは言えないような田舎で、幸運にも親から惜しみない教育の機会を与えてもらいました。それでなんとか今こうして自営で会社をすることができていると思っています。
しかし、自営で会社をやりたいと思っても、なかなか簡単なことではありません。ぼくは、幸運にも、先輩や、志の同じような方との出会いに恵まれました。しかし、そういった機会になかなか恵まれず、どうしたらよいか分からず、1人で苦労されている方もいらっしゃるかと思います。そこで、将来的には、志のある方に対して少しでも協力できるようになりたい考えています。
今までの教育現場は、40人の生徒に対して1人の先生というあまりにも効率重視で理想的とは言えない体制でした。
優れた教育とは、1人の子どもや人に対して、多くの大人や先生が見てあげることができることだと思っています。
その子の特長を自分と他人が共に発見し、それを最大限伸ばせるように努力すること。
今までは難しかったことも、少子化や技術の進歩により、1人の子どもや人に対して、多くの大人や先生が見てあげれるような可能性が出てきたと思っています。
参考資料:「才能を引き出すエレメントの法則」「才能を磨く」