成功している起業家の多くは、学生の頃、劣等生だったそうです。
既存の学校教育の大部分は、すでにある会社や行政に順応する人を育てるためのものです。
人は、生まれたときから、その人独自の才能と使命がすでに備わっていると思います。大人になるまでにそれが摘まれたり、つぶされてしまうために、いざ大人になったときには自分の才能と使命がすでに枯れていて、路頭に迷ってしまうのです。才能と使命を摘まれたり、つぶされなかった人でも、自分自身の力で才能と使命を育て続けなければいけません。
成功している起業家は、どんな学生だったのでしょうか。
先生や大人に従わない
起業家は、誰かに従うよりも、自分自身に従うことが重要です。自分に備わった才能を自覚し、活かし、自分の使命に従うことこそが重要なのです。誰かに言われたことを何も考えずに実行していては、いつまでたっても自分の人生を歩むことはできません。
クラスメイトとの話にあえて合わせようとしない
「昨日あのテレビ見た?」「見てない」「あのタレント知ってる?」「知らない」
テレビの情報や多くの人が知っている情報は、希少価値がなく、起業家にとっては全く重要ではありません。それよりも自分の興味があることを知っている方が、はるかに大切です。自分の興味に従い得た知識や経験こそ、革新的商品やサービスを生み出す原動力になります。
クラスメイトとつるまない
若者(特に高校生まで)は往々にして無知で残虐で弱虫です。その世界の不道徳に染まるより、孤独を選んだほうがよっぽどマシです。社会に出て自分が活躍すればするほど、素晴らしい人たちと出会うことができます。大人になってから友人をつくることができる人こそ社会で活躍する確立は高くなります。起業家にとって、自分ができることを増やすことはさほど重要ではありません。真に重要なことは、人間を磨き、素晴らしい協力者と出会い、世界をよりよくすることです。
自分なりの美意識がある
美はその人の価値を決める重要な要素の一つです。美には、目に見えるものと目に見えないものがあります。学校やクラスの中では奇妙な美意識も、社会に出れば希有で貴重な美意識になります。
起業家は、以上のことを幼い頃から忍耐強く守り抜き、生き抜いていかなければいけません。その人の忍耐強さは、5歳までの教育がとても重要だそうです。成功している起業家の多くは、5歳までに母親の寛大で寛容な教えを受けていたそうです。忍耐強さは起業家の成功の重要な要素の一つです。学生の頃、たとえ“バカ”と呼ばれたり、劣等生の扱いを受けても、大人になるまでに忍耐強く自分を信じて生き抜いてきた人こそ、成功を手にすることができるのではないでしょうか。
参考資料:
「世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝」
「金持ち父さん貧乏父さん」
「スターバックス成功物語」
「あんぽん 孫正義伝」
「ゼロ・トゥ・ワン」
「成功する子失敗する子」
「未来のイノベーターはそう育つのか」
「藁のハンドル」
「ニッポンの時給を考える」 ほか